キャラクターノート Episode3に登場した人物について
注意
こちらは設定資料となります。本編をお読みいただき、こちらは本編で解説しきれなかった部分や裏側、語ったもののまとめなどで活用いただければ幸いです
本編はこちら
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クロウ・モリシマ
種族
祖人種
爵位
国衛兵爵
出生
13月20日21歳
身長 178㎝ 髪色 金
肌色 標準 瞳の色 黒
異界人特別拘置施設管理職員であり国衛兵爵として勤める男性。異界人の末裔であり、その名前も『森島』の襲名。異界人のノウハウはそれこそ戦時を逃れた家で学んだ程度しかないものの、他の人よりかは比較的異界人の理解度が高めだった為に、施設に配属となった経緯を持つ。
生真面目で押しに弱く、責任感も強かったため、何だかんだと必死に仕事をこなしている内に若くして責任者に近い立ち位置へと就いていた苦労人体質。価値観の違う異界人との対応と言う仕事は想像以上に多忙であるため、睡眠を削られ慢性的な寝不足で常時目の下には隈が出来、身嗜みを整える時間もなく服は着回し髭も伸び放題、寝癖でぼさぼさの髪と言う真面目な性格に反して不衛生な見た目となっている。元々たしなむ程度の喫煙家であったが仕事のストレスの影響で、量が日に日に増え、今では重度のヘビースモーカーとなっている。
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依田 昭仁
種族
祖人種
爵位
無
出生
1月4日13歳(元の世界で18歳)
身長 170㎝ 髪色 黒
肌色 標準 瞳の色 黒
ミナヅキと同郷の世界の異界人であり、同じ高校の同級生。また同じ部活で3年間を共にした仲間であり友人ではあるものの、言動も性格もわかり易い程の小物染みた性格であり、長いものに巻かれるタイプ。モテる為だけにバスケ部に入ったという不純な動機は持っていたものの、それでも3年間続けるだけの根性と、ベンチ要員ではありつつ試合で活躍できるだけのポテンシャルはあり、それでいて自身のオタク趣味を周囲に布教するだけの熱量を持っていたため、性格に癖はあっても意外と周囲に迎合していた。図々しく利己的な性格であり、自分の得になる事になら幾らでも意見の掌をくるくると回すため、傍から見ている分には大分愉快な人物。
ミナヅキとほぼ同時期にこの世界に訪れることになったが、運よく帝国の人間にすぐに拾われ、異界人特別拘置施設へと入る事となった。急に別世界に飛ばされ拘束されながらも、持ち前のオタク知識をいい意味でも悪い意味でもひけらかし続けた結果、難はあれど良い子と評価される程度にはこの世界に適応していた模様。
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天野川 巧
種族
祖人種
爵位
無
出生
8月7日16歳(元の世界で22歳)
身長 172㎝ 髪色 茶
肌色 標準 瞳の色 黒
現代日本からこの世界に飛ばされた異界人ではあるが、ミナヅキとはまた異なる世界から来訪した経緯を持つ。当人曰く、東京に化物が存在する世界とのこと。元の世界では若くしてバーテンダーやホストとして生計を立てていた経緯を持ち、対話によるコミュニケーション能力が極めて高い。人当たりがよく他人との距離感を詰めるのが上手い飄々として性格で、人によっては警戒を抱かれることもある。そんな性格ではあるものの、実は学生の頃は大分荒んでいて喧嘩が原因で高校を中退しており、見た目に反して荒事もそれなりに熟せる。勉強は苦手だが、頭の回転は早く好きな事や得意な事に対しての記憶力はかなり高く、流行や時世に対するアンテナもかなり広い。また、無類の酒好きでありザルレベルの酒豪。趣味と実益を兼ねて、好きに出来る自身だけの店を持つ事を将来の夢としている。
この世界に飛ばされた際は持ち前のコミュニケーション能力を活かし、上手くこの世界に穏便に取り入って行った。またその際に偶然同じ時期に飛ばされた龍之介と出会い、一悶着ありながらも友好を築いて共に異界人特別拘置施設へと入る事となる。この世界での生活基盤を手にするため自身の得意分野を活かし、積極的に情報収集しながら、そのついでに夢でもあった自分だけの店を持つ事を目的に、上手く立ち回ろうと努力している。
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黒城 龍之介
種族
龍人種
爵位
無
出生
4月22日14歳(元の世界で19歳)
身長 198㎝ 髪色 白
肌色 青 瞳の色 金
現代日本からこの世界へと飛ばされた元日本人であるが、何故かこの世界に来る際にこの世界で言う龍人種と言う種族に代わってしまう。ミナヅキと元の世界が一緒であるかどうかは不明。昔から無口で無表情、おまけに喧嘩っ早く口より先に手が出るタイプであり、ガタイの良さも合わさって喧嘩では負けなしの荒れた学生時代を過ごしていた。その結果、高校は中退、親からも見限られほぼ勘当されて天涯孤独の身の上。それ故にまともな就職先も見つからず、アルバイトを転々としながら、フリーターとして過ごしていた。
本人の性格は極めて大雑把でマイペースであり過去も今もあっけらかんとしている。それ故にこの世界に飛ばされた際も、種族まで変わったにも関わらず多少混乱で収まり、割と早期に受け入れどうするかと適当にふらついていた。そんな折に巧と遭遇し、会話の擦れ違いから殴り合いの喧嘩に発展するも何だかんだで和解し、気が合い友好を深める。そのまま流される形で、巧と共に異界人特別拘置施設へと入る。もし巧と先に出会ってなければ、現地の人間に喧嘩を売られたと判断して殴りかかり危険な異界人として処理されていたかもしれない為、紙一重の幸運に助けられた男。
また、種族が変わった影響か、身体能力が元よりも更に向上しており純粋な身体能力だけならば異界人の中でも上位に位置する。施設を出て身分を手に入れた後は気に入った相手故に手伝ってやろうという善意半分、付き合っていけば食いっぱぐれる事はないだろうという打算半分で、巧と共に仕事をしていく予定。
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無月 心愛
種族
精人種
爵位
無
出生
1月3日11歳(元の世界で15歳)
身長 105㎝ 髪色 銀
肌色 白 瞳の色 橙
現代日本とは違うファンタジー的な世界観の異世界からこの世界へと表れた異界人。種族としてハーフリングであり、小柄な体躯と長い耳、手先の器用さが特徴。元の世界では差別対象として扱われていたために、同種族の集まる隠れ里の様な集落で生まれ育つ。控えめで大人しく、引っ込み思案で物静かな性格で人数の少ない集落の中でも更に交友関係が狭いが、その分親しい相手への情愛は強めになる傾向がある。その影響か、屋内に引き籠って本を読むのが趣味であり、集落内の読める分の書物の殆どを読破している。本好きの趣味が高じ、手先の器用さを活かし古くなった本を読む為に古書の修理や修復も得意としている。その為、若いながらも図書館の司書として働いていた経歴を持つ。
この世界に飛ばされた際には街中の路地に現れ、混乱して隠れて縮こまっていたところを、偶然カノンに発見される形となる。怯え切っている自分に根気強く話しかけて事情を聴いてくれた結果、似たような境遇である事もわかり、結果強くカノンに対して好意的になり懐く事となる。そしてそのまま施設へと一緒に向かう事となった。
もし、同じ境遇で話を根気強く聞いてくれるカノンと出会えてなかったら、まともに話を取り合って貰えず、悪人に体のいい様に利用されていた可能性が高いため、彼女もまた紙一重の幸運に助けられた人物。本人もそれを自覚しているため、施設を出て隷爵としての身分を手に入れた後は、恩返しを単純にもっと一緒にいたいという思いから、カノンについていって仕事を手伝いたいと思っている。
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カノン・フィズィーネ(藤峰 奏音花)
種族
祖人種
爵位
貴爵
出生
14月30日14歳(元の世界で19歳)
身長 162㎝ 髪色 橙
肌色 標準 瞳の色 茶
元の世界では現代日本の大学生であり、性格は好奇心旺盛でノリが良く快活で社交的。コミュ力が高く誰に対しても物怖じせずに話しかけられる。元々アメリカ人ハーフの母親を持つクォーターであり、幼い頃から家では英語と日本度が入り混じっていた為に、母国語は日本語ではあるものの英語も同じ位には堪能。そんな環境と性格であることが合わさり、海外への強い興味が幼い頃から育まれ、将来は青年海外協力隊や海外通訳を夢見て、外国語の勉強に日々励んでいた。
しかし、突然この世界で言う、ニューゲームシンドロームと言う現象により意識だけが異世界へと送られ、カノン・フィズィーネと言う人物へと半ば憑依する形となってしまう。幸か不幸か、元の人格や記憶が混ざり合った状態となっており、情報量に脳がパンクして一時期意識を失う事となる。その後、意識を取り戻した際に、医師との問答の末、自身がニューゲームシンドロームによってこの世界へと渡ってきた異界人であることを知る。その結果、異界人であるが故の兵爵との聴取を受け、異界人特別拘置施設へと赴く事となる。
そして、施設へと向かう途中に偶然路地で縮こまる心愛を発見し、見た目が童女であったが故に迷子か何かかと思い見捨てられず話しかけた結果、同じ境遇の異界人であることが判明。酷く懐かれた事もあり、そのまま一緒に施設へと向かう事となる。
人格そのものは奏音花としての意識が強いが、普段の所作や言葉遣い等、元の人格の物が無意識に発露しており、カノンの家族や家への帰属意識が今でも強い。奏音花としては元の世界の事は仕方ないと割り切っており、この世界でカノンとして生きようとしている。
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桃井 咲良
種族
祖人種
爵位
無
出生
3月4日15歳(元の世界で20歳)
身長 159㎝ 髪色 茶
肌色 標準 瞳の色 黒
元は現代日本のような世界で生まれ育った大学生。陽気でハイテンション、良くも悪くも前向きに突っ走っちゃう性格であり、頭を使うのがあまり得意ではない。その分、運動神経は抜群であり特に水泳を得意として、全国大会でも上位入賞を果たしており、高校と大学はスポーツ推薦で入学している。また根が善良でお人好しの為、困っている人を見過ごせず、首を突っ込んで問題解決に尽力しようとする事が多々あり、考えなしに行動した結果痛い目を見る事も多々あるという悪癖がある。その代わり、あっちこっちに手を出し、顔を覚えられているため極めて交友関係が広く老若男女を問わず友達が多い。将来についてはあまり深く考えておらず、なるようになるかーと楽観的に考えており、今の生活を全力でエンジョイしている。
この世界に飛ばされた際は運よく帝都の中で現れたため、親切な兵爵にすぐに保護されて聴取と説明を受ける事となる。その為、かなり早期に自身の境遇を理解する事となり、異界人特別拘置施設へと赴く事となる。
施設にいた当初は、元の世界の感覚のままとりあえずと言う感じに、国衛兵爵になる事を考えながらも自由に出来そうな義勇兵爵もいいかも、という浮ついた考えだったが、ミナヅキと遭遇した誘拐事件を機にこの世界の厳しさ、自身の無力さ、そして浮ついていた考えを自粛し、苦手な勉学も含めて真剣に国衛兵爵になるための訓練に励み始めている。