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この世界の人種について

注意




こちらは設定資料となります。本編をお読みいただき、こちらは本編で解説しきれなかった部分や裏側、語ったもののまとめなどで活用いただければ幸いです








本編はこちら




https://syosetu.com/usernovelmanage/top/ncode/2692848/



祖人種  (別称 原人種、純人種、雑人種)

平均寿命 65~80歳   身長 1.5m~2.2m

外見的特徴 特になし


 この世界の人間にしては最もスタンダードな見た目であり、特に特徴らしき特徴を持たないことで有名な人種。原初的な姿であると言われている。

 この人種の最大の特徴は、ある一種類の人種を除いてどの種とも混血が産まれることがない点である。多くの場合、他種族同士での混血は基本的に片方の人種の影響を大きく受けつつ、もう片方の人種は身体の1/4程度、クォーターでしか混血が発見されていない。だが祖人種の場合混血した時点で祖人種ではなくなるため祖人種で産まれた人間は他の種族の特徴を持ち合わせることがないのである。ただそのためか祖人種と他の種族との子供の祖人種の出生率はだいたい2/3くらいの割合で産まれやすいとのこと。これは混血が産まれないために祖人種としての種を残しやすい生存戦略と言われている。

 祖人種は現在帝国領土内を中心に多くおり、様々な経緯で移動をした祖人種がその地で数を増やすほか、異界からやってきた異界人の多くは祖人種であるケースが多い。




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精人種  (別称 幻人種、霊人種、混人種)

平均寿命 90~100歳   身長 0.6m~2m

外見的特徴 耳が長い


 異界人がファンタジー作品というものでたびたび登場するような種族の多い人種、世界各地に広く生息し、その土地土地にあった身体に変化しやすい性質を持ち合わせ、風土や文化などの環境に適応しやすい種族。また他の外見的特徴以外の特徴として、魔法に関する能力、小手先の器用さに秀でている事があげられることが多い。

 外部からの影響、さらにはこの種族は混血になりやすい性質があり、高身長で華奢なエルフ体型もいれば、低身長で屈強な体型のドワーフ体型、虫人種に似た羽をもったシルフ体型、水人種に似たヒレをもったウンディーネ体型など、一つの種族で様々な容姿になりうるという特徴を持っている。

 それと褐色肌で筋肉質な精人種もおり、所謂ダークエルフ体型と呼ばれてはいるがこれは異界人により呼び名が伝わってきたために通称として使われてきただけであってエルフ体型と関係性はなく、またエルフ体型とドワーフ体系及びダークエルフ体型の体型間とで仲が悪いという事態は現在までに報告されてない。

 主に帝国に多くいるが国土人口の割合で言えばホーブへプンが一番人口割合で多く、ホーブへプンの精人種の生活様式は牧歌的に近いものか、もしくは森の中を生活拠点に置き、平野に住めば農村生活を主としその日食べるだけの作物を取り、森に住めば狩猟生活を主としその日食べるだけの果物を採る。そんな変化することのない生活に何も疑問を抱かずに何百年と続いている。

一方で、ホーブへプン以外の精人種はその殆どがその国のあり方に対し従順的であり、他の種族に対しても友好的に接することでどの国の中でも適応しやすい。さらにはその国で産まれた精人種はその土地の風土の影響を受けた見た目になりやすく、かなり高い順応性を有していることが知られている。




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翼人種  (別称 鳥人種、天人種)

平均寿命 55~80歳   身長 1.2m~1.9m

外見的特徴 肩甲骨辺りから生えている一対の翼、まれに足が蹴爪になっている。


 背中に翼を有し、日常的に空中を生活の一部として移動することの出来る人種。ではあるものの中には飛ぶことが出来ず他の人種同様地上での生活しか出来ない者もいる。

 翼の大きさは基本的に身長とほとんど変わらず、両腕を広げるよりも横に長くそして分厚い。自分一人とちょっとした荷物程度なら抱えて飛ぶことが出来る。とは言っても当然飛んでいると体力の消耗が激しいため基本的には他人種同様自分の足を使い地上で生活する時間の方が圧倒的に多い。また中には翼が著しく小さく全く飛ぶことの出来ない人もいる。それどころか発達した蹴爪を活かし水泳の得意な翼人種もいたりする。

 翼の色もまちまちで、真っ白な翼を有する天使体型や、真っ黒の翼の天狗体型。さまざまな色の翼を持っていたりもする。飛べない翼人種としては発達した蹴爪を持つ家禽体型や家鴨体型、ペンギン体系のものまでいる。ちなみに羽毛を抜いた時の感覚はだいたい粘着性のテープで毛を一気に引き抜かれる感覚に似てる、らしい。

 帝国を中心に多くの翼人種がいるものの、いまだに王証持ちがいないため帝国以外の未開の地にもっと多くの翼人種がいると噂されている。




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獣人種  (別称 毛人種、野人種)

平均寿命 60~90歳   身長 1m~2.4m

外見的特徴 動物に似た特徴を有している。比較的毛深い


 様々な動物の特徴をもつ人種で、その多様性は多岐にわたる。ただし複数の動物の特徴を有する人間は未だ発見されておらず、異なる特徴を持つ獣人種同士の子供でもどちらかの特徴しか受け継がないので今後も生まれてくることは限りなく無いと言われている。

 また動物的特徴を有していはいるが動物特有の能力などは無くあくまで動物的特徴を有しているだけの人間からは逸脱することはない。強いて言うなら多少俊敏だったり力が強かったりする程度と言われている。個人差もあるため殆ど参考にはならないみたいだが。

 帝国以上にティストレイ連邦の地で多く、その殆どがオオカミやライオン、ハイエナと言ったいわゆるコボルト体型をしている。勿論その他の獣人種も数多く存在する。さらにホーブへプンにも獣人種がおり、その殆どが豚やイノシシと言ったオーク体型が多いらしい。




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龍人種  (別称 鱗人種、爬人種)

平均寿命 70~95歳   身長 1m~2.4m

外見的特徴 爬虫類系の鱗を有している。中には翼やヒレを有している者もいる


 異界人がファンタジー作品というものに登場するドラゴン、この世界におけるゴラドンのような特徴を持つ人種。リザードマンとも呼ばれることもある。人型の顔とトカゲ型の顔の二種類いる。

 基本的に体の一部から大部分に硬い鱗を有しており、主に背中に鱗で覆われた翼を持つ天龍体型、ヒレを持ち嫋やかな身体で水場を得意とする水龍体型、そのどちらの固有特徴を持たず地上のみで生きる土龍体型の三つが主な種類として存在する。

 龍人種が多くいる地域などは今のところ発見されておらず、少ない数で広範囲にその人種を増やしている。ただ王の姿も長い歴史の中で発見されたという記録がないためどこか遠い地に龍人種が多く住まう大陸があると言われている。




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虫人種  (別称 殻人種、鎧人種)

平均寿命 65~70歳   身長 1.2m~2m

外見的特徴 硬い甲殻を有している。もしくは一対の触角か、一対の薄い羽根を有している


 虫や甲殻類のような硬い殻を持っていることが多い人種。ただ全ての虫人種に甲殻があるというわけでもなく、虫のような固有特徴を持っているわけではないものの、中には蝶のような羽を有して飛行したり、水棲昆虫のように泳ぎが得意な者もいる。また中には尻尾にも似た細い腹部器官を有している者もおり、妊娠時は一般的な女性の腹部に当たる部分での妊娠を行わず、尻尾に似た腹部器官で妊娠することもある。

 また甲殻が非常に硬いものの、そのほかの部位や甲殻の内側などはとても柔らかく繊細で、注意深く扱う必要があり他の種族よりも比較的繊細な性格になりやすいとも言われている。

 虫人種は帝都よりさらに東の地にて多く住まう大国が存在しており現在帝国とも不可侵関係を持ってはいるが現在まだその全貌は明らかになっていない。ただしおそらくその地その大国に虫人種の王がいると思われる。




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水人種  (別称 鰭人種、泳人種)

平均寿命 55~75歳   身長 1.2~1.9m

外見的特徴 各部にヒレを有している


 水中に適した身体を有している種族であり、各部に生えているヒレが特徴なだけでなく体も比較的水の抵抗を受けにくいすらっとした曲線が比較的多い人種。ただし水中で生活しているわけではなく、勿論水中で呼吸が出来るわけでもない。あくまで高い肺活能力により長い潜水を可能としているだけで普通の人間と同じ肺呼吸をしており、足も必ず2足に分かれており陸上での生活も可能な姿をしている。そのため「人魚」や「魚人」でないため『魚人種』という言葉は禁止され、水人種を食べる行為を食人行為としてほぼ全ての国で厳しく禁止されるようになった。ただし例外もあり、尾ヒレの様な尻尾を持つ人や一つの尾ひれに足ヒレと呼ばれる足がついていることもある。また水人種は比較的鱗を有している人が少なく、呼吸法も含め魚というよりもイルカやクジラなどの海獣に近い性質を有していると言われている。

 水上都市『ベネトリーニ』に多くその数を確認できるが、それ以上にベネトリーニを中心に海に面している地で身元不明の水人種の一団を確認しており、どこの国かまだ分からないが水人種の王がいる国の兵士達ではないかと言われている。




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鬼人種  (別称 日人種、和人種)

平均寿命 65~75歳   身長 1.4m~1.6m

外見的特徴 頭に一本ないしは一対の角を有している


 異界人がファンタジー作品というもので登場する鬼と呼ばれる存在の特徴を有している人種。元々この人種の殆どが東の地に多く生息しており、近年になってその人種の生息区域を西に西にと増えているとの事。

 別名に日人種と呼ばれているだけあり、日輪に愛された人種のようであり昼日中は高い身体能力を有する一方、夜間になると途端に昼日中のような強さを発揮できなくなるという不思議な特徴がある。また鬼人種の多いとされる東の地を「日いづる地」と呼ぶ。だがその「日いづる地」には王が発見されておらず、現在帝都ではその原因を調査している。

 角は骨というよりも歯に近い成分であることが分かっており、長さにして5~10㎝程度までにしかならないと言われており獣人種の生える角とは異なり伸びたり生え変わり等もしないと言われている。

 ちなみにゴブリン系やオーガ系なども鬼人種ではあるものの、殆どのゴブリン系やオーガ系鬼人種は魔人種との深い関係があるのか帝国ではまだ研究があまり進んでいないのである。




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月人種  (別称 血人種、洋人種)

平均寿命 85~95歳   身長 1.4m~1.8m

外見的特徴 鋭い犬歯を有している


 異界人がファンタジー作品というもので登場する吸血鬼と呼ばれる存在の特徴に似た人種。ただし吸血鬼とは異なり実際に他人の血を吸ったりすることはない。この人種の殆どが西のとある島国に多く生息しているが、こちらは鬼人種とは異なり東に生息区域を伸ばしているわけではない。

 月人種と呼ばれているだけあり、月に愛された人種のようであり夜間は高い身体能力を有する一方、昼日中になると途端に夜間の様な強さを発揮できなくなるという不思議な特徴がある。ただし日光にさらされても灰になったりするわけではない。また月人種の多いとされる西の島国はいつも黒い霧の様なものに包まれ薄暗い雰囲気に包まれているとのことだ。

 特徴である犬歯は本来の人間の犬歯の1.5~2倍ほどのサイズであり伸びたり生え変わったりはしないもよう。またこういった複数の特徴から鬼人種とは対の存在であると噂されており、あまり用途の分からない鬼人種の角は月人種の犬歯の代わりではないかという仮説まで立てられている。

 現在帝都には純粋な月人種は住んでいないものの、月人種との混血の子供は何故かいなくもない。親である月人種がいない筈の月人種との混血の子供が何故帝国にいるのかは不明ではある。




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巨人種  (別称 愚人種)

平均寿命 70~90歳   身長 2.5m~4.8m

外見的特徴 他種族と比べ明らかに体躯がデカい


 他の種族と比べ体の大きい種族。ただし細かいデータに関しては殆どが解明できていない。それもそのはず現在帝国周辺地域では巨人種の存在が発見されていないのだ。だが魔人種の軍勢に同行している姿が発見され、さらには今なお魔人種とかかわりのない巨人種だけの地がこの世界のどこかにあるという伝承も残されており、存在だけは一応判明しているのである。




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魔人種  (別称 妖人種、夢人種、邪人種)

平均寿命 70~85歳   身長 1.5m~2.2m

外見的特徴 身体の一部に人が無意識に畏怖する角や翼、尾などを有している。


 異界人がファンタジー作品というもので登場する悪魔によく類似した人種。だが彼らもまた超常的な力を有しているのではなくあくまで人種のうちの一つである。現在帝国内では魔人種は一人とおらず、発見されているその殆どがこの地に存在するほぼ全ての魔人種がいる国に所属している兵士であると言われている。

 特徴としてはその身体的特徴が人々がそれを無意識に畏怖してしまうような禍々しいともとれる部位を有していること、そして最大の特徴は魔人種こそが唯一祖人種との混血を可能とし、全人種の中で唯一全ての人種との混血が可能なのである。その最大の理由が魔人種の特有とする禍々しい身体的部位は隠すことが出来、他の人種に完全に擬態することが出来るからである。ただしその擬態もずっと使い続ける事は不可能であり訓練の賜物であるという話だ。ただしこの情報自体も魔人種のものであり証言を裏付けるだけのデータはまだ揃っていないという



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