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銛、 広大無辺の大地より  作者: あま
大海知らず
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海を望む

 名前を決めたのはいいけれど疑問が残る。俺の素性を推察した理由だ。

「少し前の話になるが、何故簡単な魔導しか出来ないことが一般的じゃないんだ。」

【…土台がないってのは面倒なことね。】

 悪かったな、世界初心者で。

【ざっくりいうと人間が多く扱うのは魔法よ。魔導とは違う。】

 そうして授業が始まった。

【魔導っていうのは言葉だけでなく、イメージも必要とする。けどね、魔法は違う。言葉だけで完結するの。魔素と使う言葉を覚えてさえいれば力を行使できる。】

「じゃあ何故魔導が存在しているんだ?言葉だけで済むのなら不必要じゃないか。」

【魔法を使う条件や欠点があるのよ。主に3つ】


 曰く【1つ目 人間神を主に信仰していること。】【2つ目 魔法だけでは新しい魔法を作れない】【3つ目 発動や性能の向上に詠唱が必要】だと。

【1つ目の理由は魔導を魔法化するのが人間神の神法だからよ。2つ目は魔法はあくまで魔導の延長線上にあるものだから。魔導を学ばないことには新しい魔法を作ることは出来ないわ。3つ目は魔導と違って完全に詠唱をなくせないし、短ければ威力が低くなる。】

「条件も中々面倒だし、俺のようにイメージによる性能の向上もできないのか。」


 話がそれた。問いの答えはこうだ。

【つまりね、魔導っていうのは人間種にとって魔法を上級者レベルまで履修した後に入る、発展的な学問や分野なの。それなのに数回しか魔導をつかっておらず、魔力量も少ない拾伍は非常なのよ。】


 「なるほどな。にしても人間神の神法って凄いな。魔法にすることで多くの人が魔導の便利さを手に入れれる。」

【そうね……多くの人々が一斉に魔法を使う戦いは思い出したくもないわ……】

 

 そう言えばこいつの信者たちは人間種といろいろあったといっていたな。恐らく魔法によって失ったものもあったのだろう。さっきの言葉は少しまずかっただろうか。言うべきこともあるだろうが喉から言葉が出てこないし、何と言えばいいか分からなかった。



 静けさを破ったのは神のほうだった。

【そういえばこの迷宮はどの大陸のどの国にあるものかしら。面倒な所でないといいけどね。】

「大陸…か…」

 この世界の地理を知らないために気になる所だ。

「大雑把でいいから地理をおしえてもらえないか。」

【口頭で説明するのも難しいし情報も少ない大陸もあるから名前と特徴だけね。】


 最も大きな大陸、フラディア大陸。

 20以上の大小様々な国が争い助け合ってそれぞれ統治している。

 

 フラディアの東に位置する、洛封(らくほう)、マドラス大陸。

 中央にある台地と山脈で割って大きな2カ国が統治している大陸で、2カ国の仲の悪さは有名だそうだ。

 

 フラディアの西に位置する、ミズニア大陸。

 大きな宗教国家が統治する大陸。今いる迷宮がここの大陸の場合詰む可能性もあると言われた。


 フラディアの東南方向に位置する、ザグラード大陸。

 大きな帝国が支配する大陸で科学力や技術力は他の国を大きくリードしているらしい。


 極の土地。いわゆる『北極』や『南極』。

『北極』では『地球』と同じように氷に覆われているらしい。が、『南極』は違うらしい。


 【南の終わりの地。アッシュヘイム。人が辿り着いても決して生きていけない地。こんな所かしら。私も信者や使徒の知識や見聞からしか拾ってこれないから思ったよりも知らなかったわ。】


「話を聞いた感じ不味い大陸も何個か有りそうだな。」

【そうね、そこはもう祈るしか無いわね。】


 そうして俺は迷宮のなかから外のことを覗いた。



ありがとうございました。次の日からは日記形式で話を進めていきます

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