何物
お久しぶりです。やっと落ち着いたので投稿していきます。
【ねぇ】
少しびっくりした。
「…どうした?」
飯を飲み込み疲れがでてきた所で神様は俺に難題を出してきた。
【少し考えたのだけど私は貴方に『神』と名乗ったわ。でも貴方は自分の名前すら教えてくれない。───現に貴方呼びだし───名前くらい教えてもらえないかしら?】
確かにそう言えばそうだ。しかし難問だ。自分には自己を表現できる過去が少なくてどれも薄い。しかもこれを教えてもいいものなのか分からない。
「あー…そっちから見ていて、俺はどう見える?」
苦渋の選択だ。最悪にはならないだろうがいい結果には終わらないだろう。
【そうね…少なくとも一般的な人間種ではないわね。】
「どうしてだ?」
この質問はまずいかもしれない。この発言自体がそれを肯定しているようなものだ。
【まず1つ目に神に対する対応ね。2つ目、簡単な魔導しかできていないことね。3つ目に魔物や魔素関連、霊素関連への無知さね。】
……ここまで来てるなら全部話したほうが楽かも知れないな。
「今から自分のことを分かる限り話す、が信じ難い話だ。」
廃棄されたらしい施設で目覚め、でかい鼠と死闘に近い白兵戦をして扉を開き迷宮に出て熊から逃げて罠に嵌まり落ちた先で神殿を見つけたことを説明した。ついでに元々いた異界の記憶が薄くあることも話た。
【中々凄い話ね。異界ってことは召喚関連か…】
どうやら理解出来る所もあるようだ。
【まぁ、考えるのは後で言いわね。取り敢えず名前ね。】
「施設では俺は『75』らしい。それ以外にも名前があるような気がするが思い出せない」
【うーん75って呼ぶのもねぇ。】
75か、確かに名前が75なのは物悲しい。
考えて少したつが難しい。7は、「なな」、「しち」、一応「しつ」とも読めるか。5は「ご」や「いつ」とも言える。いっそ7と15と分けてみれば…
「そうだな。7 15、七 十五とでも言おうか。」
字にすると物足りないので旧字体にする。もし変えたくなったらその時変えるとしよう。
【この場合、漆が名前なの?】
「いいや、元いた異界だと拾伍が名前だ。」
【そう、改めて宜しくね。拾伍】
今付けた名前と言えども記憶始めての名前呼び、少し気恥ずかしかった。
次の投稿は4月中になるとおもいます




