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銛、 広大無辺の大地より  作者: あま
大海知らず
18/42

初心者御用達魔物スライム

「まんまスライムだな。」

【結構大きいわね、生後7日ってとこかしら。】

相手する理由もないしスルーしていくか。と行動を起こそうとしたところ。

【ちょっと待ちなさい。】

「どうした、スライムに用があるのか?」

【あなた、これからどれだけこの迷宮にいるつもり?。】

「魔物とそれなりに戦えるようになるまで。」

【じゃあそのスライム、倒していきなさい。脅威度が低いとはいえ魔物には違い無いわ。あなたは身体能力、知識、魔力色々込みで貧弱よ。】

ボコボコに言い過ぎだろ…


「で、倒すとして倒しかたはあの核っぽいのを壊すだけか?」

みかけたときから見えている、奴の体の中心にある黄色い塊に目線を向ける。

【そうね。スライムの体は迷宮内のような魔素が大量にあるところだとなんのきけんせいもないからさっさとやっちゃいなさい。】

「へーい」


目の前で己の生死分ける話がされてにもかかわらずスライムは微動だにしない。

【外見は変わらないけど魔素を吸収しているわね】

「……つまり臨戦態勢ってこと?」 

【いいえ、ただの食事よ】

……スライムって呑気だな。


 地味に長くて林を歩くのに絶妙にめんどくさい銛を構える。両手で前に突き出すように、核と刃先が対面するように。

 「ふん!」 

 勢いよく走り出して、銛を先頭に飛び込むように突く。『ゴム』玉を貫いたような感覚が手に伝わった後、呆気なく壊れたせいでバランスを崩してスライムにダイブする。

「まじかよ。これしか服ないのに粘液でベタベタじゃん…」

【安心しなさい、この粘液は魔素によって粘度が高まった液体よ。その感じからして水だからそう慌てることでもないわ。】 

そ、そうか。


 この会話が終わって数秒後、鼠を殺したときと同じように魔素と思われるものが流れ込んでくる。

「この感覚、ちょっと気持ち良いな。」

【歴代の使徒や信者達も言っていたからその快感を感じてたみたいね。】

 使徒ってなんだろ、まぁ良いだろう。

「これどのくらい増えたかな?」

【うーん大体、戦闘前の1.4倍くらいかしら。】

「これで1.4倍って、結構体内の魔素貯めるのって簡単?」

【勿論上昇量も段々と減衰していくから初心者が基本的に狩ることが多いわ。】

「誰でも狩れそうだけど?」

【地域にもよるわ。迷宮内は吸引で成長できるから何もないけど、体液が強酸性だったり強い粘性でくっついたものを離さないものだったりね。】

なるほどね


 岩山が目の前に広がる。結構ゴツゴツしていて歩き辛い。

ガラガラ…ガラ

岩が転がり落ちるような音がする。その音を聞くたびにビクビクしながら山の麓にいい場所がないか調べる。


 日が落ちる前になんとかしないとな。






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