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銛、 広大無辺の大地より  作者: あま
大海知らず
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神殿1

 着水した際の衝撃で一瞬気が遠くなったがなんとか気を保てた。下に水がある上に深さがそれなりにあって良かった。しかし、冷たい上に服で入ってしまったせいで体が重たい。水温は体より圧倒的に低く、体が震える。服のまま入ってしまったせいで体が重い。『着衣水泳』習ってなかったら溺れ死んでいたかもしれない。川のように流れはないがそれなりに深いため。時間が経って『低体温症』で衰弱したら余裕で溺れ死ねる。


 陸地を探すと遠めに陸地が見え、その奥に大きな建物が見える。天井に所々穴が空いていてそこから強い光が差し込んでくるため。視界はそれなりに良好だ。ゆっくりと水の中を進んでいくと水底に足がついた。底は砂地で歩くたびに砂が舞い上がって靴に入る。靴は革でできていて、頂戴した彼らはもしかしたらそれなりに財力があったのかもしれない。陸地に上がれたら、服を乾かして靴の中の砂を取り出さないといけない。


 ほどなくして陸地に上がれた。地面は水底と同じく砂であり濡れた靴に付着して離れない。陸地から建造物をみるとどうやら神殿のようだ。神殿は壮大で神秘的に見えた。『教科書』でみた古い『ヨーロッパ』の神殿とよく似たしかしそれ以上に何故か神秘的に見える。神殿はこの空間の天井の岩壁に半ば埋没しかけており、柱の所々罅が入っており、中には完全に折れてしまっている柱がある。神殿の手前には噴水がありそこから四方八方に水路が伸びて、この神殿を囲うようになっており砂地と神殿の領域を別けるようになっている。ちょうどいいので水路で靴と足を洗っておこう。


 砂地を抜けて水路に行くため、歩を進める。砂で靴の中は気持ち悪いったらありゃしない。そうして水路につくと、靴を洗う。外側についた砂もそうだか、中に入り込んだ砂の量もなかなかにえげつない。綺麗さっぱりだ。

 

 水に落ちてから気にしていなかったが、背嚢の中身はどうだろう。開けてみると全く濡れていなかった。一旦水に完全に浸かったからびしょ濡れ覚悟だったが何故だろうか。水を弾く魔法でもあるのか?

 

 靴を洗い持ち物を改めたのはいいが。もういくところが神殿内しかない。この空間自体それなりの広さしかない。目覚めてこのかた閉所で活動していたため解放感がないかと言われたらあるにはあるが、まだ広い洞窟といったほうがいいレベル。岩壁には何も見当たらないし。ならばやはり神殿に踏み入るべきか…………

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