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世界を終わらせる男  作者: もやし昆布
9/11

不動産にて

 朝起きたがマリーに膝枕をさせたが体が痛い。

 こんなところで寝たからかもしれないな。

 いくらリーダーであるロバートの寝込んでいるところで寝たからと言ってもかなり背中がいたいな。

 もちろん俺がここで寝るのでロバートを外に出して寝たが。

 だから、ここの部屋には俺と付き人2人の計3人しかいなかった。


「マリー、カリーナ今日は俺の家が欲しいから不動産に乗り込もうと思う。

 ついてこい。」


 そういうと笑顔でこいつらはうなずきやがった。

 いくら能力で従わせていたとしてもやっぱり心を許してしまいそうだ。

 でもやっぱり心を開けない。

 それほど人間を恨んでるからだ。


 住処を出ると、ロバートがたって待っていた。

 こいつはこんなことをする奴じゃないと思っていたが意外にいい奴だな。

 今日の行き先を伝える。


「俺は今日不動産に乗り込む。

 お前には留守を任せる。」


「お任せください。

 行ってらっしゃいませ。」


 なんかこいつ羊みたいになってきたなとちょっと面白くなってきた。

 そういやダウニーはどこにいるんだろう。

 まぁあいつはそんなに深く話していないからいいか。

 なんか俺が出るのにここにいないのは少々むかつくな。


「そういや不動産ってどこにあるんだ?」


 カリーナに聞く。

 カリーナは運良くこの辺に詳しいのかすぐに答えてくれる。

 もしかしたらここのスラムにいる人間は全員地形に詳しいかもしれないな。

 でもそもそも不動産に行く機会なんてないと思うんだけどな。


「まず、ここから見えるあの大通りに出てしばらくまっすぐに行って右側にあります。

 そうそう、あのビルです。」


「なかなか大きいんだな。

 俺の家を探すのにまぁまぁの大きさだな。

 うん、気に入った。

 あそこに行くか。」


 そうと決まれば歩き出す。

 またロバートに人をつけるかと聞かれたがあんなに近いところに行くのには必要ない。

 あいつもおせっかいだな。


「そういやなんで不動産の場所を知っていたんだ?

 行くのか?」

 

 さっきカリーナに聞いたので当たり前のようにカリーナに質問したのだが自分にも聞いてほしかったのかわからないが急にマリーナが割り込んで答えてきた。


「行きませんよ。

 しかし、この地域で情報収集していたらいやでも耳に入ってきます。

 私たちも情報収集などしなければ生きてはいけないので。

 しかもあそこの不動産はここらへんで一番大きいので。」


 ある程度マリーが説明している間カリーナは不機嫌そうだった。

 自分が答えれると思ってたのだろうな。


 もう着いたか。

 早速家をもぎ取りに行くか。


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