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世界を終わらせる男  作者: もやし昆布
8/11

昼寝にて

 とりあえずダウニーのところの組織の吸収を終えた俺は昼寝をしていた。

 もともと俺はそこまで働きやさんじゃないのにとても働いてしまったからだ。

 もちろんカリーナに膝枕を要求した。

 どちらでもよかったのだが、近くにいたのでカリーナに頼んだ。

 その時、心なしかマリーが不機嫌になったような気がしたが俺には関係ないのでさっさと寝るが。


 1時間ほど寝てたか。

 ロバートに起こされた。

 頼んだことがもう完了したのだろう。

 せっかく睡眠に関してはいい感じだったのに少々腹が立ったが、自分が頼んだことなので仕方がないか。


 ちなみに頼んだこととはダウニーのところの人間を1カ所に集めろと頼んでいた。

 まだ俺の能力をそいつらに使ったわけではないからな。


 早速その場に行ったが、これは思ったよりも収穫があったかもしれない。

 戦える男どもがかなりいるのだ。

 もし、ロバートのところと戦争になっていれば確実にダウニーのところが勝っていただろうと思う程には。

 その戦争があったとすれば誰も得にしないだろうが。

 いや、ベクターのところはするか。

 そんなことはどうでもいいからさっさと俺の目を見てもらおうか。


「お前たち、俺の目を見ろ。」


 だるそうにしてた奴らも急に声を発したのにびっくりしたのか全員俺の方に顔を向けた。

 少し時間をかけて全員と目を合わせた。

 今日のやるべくことはすべてやったが一応声ぐらいはかけといてやろう。


「お前たちはもう俺の配下になった。

 これからは俺のために働いてもらう。」


 そう言うと嬉しそうにこっちを見やがる。

 本当にバカどもだ。

 俺の能力によって利用されてるとも知らずに。


 そう言ってその場を後にする。

 やることが済んだらさっさと昼寝の続きだ。

 今日は本当に働きすぎた。

 今度はマリーに膝枕を頼むか。

 もちろん夕食は俺が1番に選ぶことになっている。

 どうせかなりおんなじものがあるのに1番に選んでもらわないと我々は選ぶことができませんと真顔で、ロバートが言ってきたときには笑ってしまったな。

 マリーとカリーナにもおんなじことを聞いたらそれに似たような言葉が返ってきた。

 本当にこの能力が効きすぎている気がする。

 まぁ不思議と悪い気がしないでもないが。

 おれも少々仲間意識が出てきたのかもな。

 だが、まだ利用してやると言う気持ちは全然消えないがな。

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