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幼少の頃に見た景色によるクロスロード。

作者: けにゃタン

突然、私は見知らぬ公園に召喚された。


公園は然程広くはなく、遊具らしきものは砂場や動物のオブジェや滑り台など有り触れた景色であった。

定期的に心地好い風が吹き眩しいばかりの太陽の光を浴びると目を細めた。

細めた目で周りを見渡すが誰もいなく何故かこの公園が不思議と懐かしい感じがした。


私はいろいろな遊具を触ったり、砂場の砂を踏んだり、滑り台の上で両手を広げたりして遊んでみた。


外の情報も得たいが為に路上に出て見ようと出口に向かった。

どこからでも出れそうだが何故か律義に出口から出たいと不思議に思った。


砂場の砂を払い芝生を踏みしめながら出口に向かい路上に出ようとしたが何も無いのに見えない壁にぶつかった。

「いてて、なんだこれは...。何も無いのにぶつかったぞ!」

と声を出し手で触ったり足で蹴ったりした。


見えない壁は固い感じはなく少し弾力感がある壁であった。

「きもちわるいな...。」

思わず声がでた。


全力で突進したりパンチしたり砂を投げつけたりしたが全て弾き飛ばされた。


然程広い公園ではない為、見えない壁を触りながら公園を一周することにした。

「これやればどこかに抜け道でも見つかるかもしれない。」


一周、二週したが何も見つからなかった。

3週目になったころ違和感に気づいた。

最初に自分が召喚されてたであろう場所にモザイクかかった丸がウヨウヨと動いていた。


その場所にゆっくり歩み寄りモザイクかかった丸っぽいものを覗き見た。

丸の中にはモザイクが強すぎて何も見えない。

ただ街っぽい風景なのか色んな人が歩いてるような感じ取れた。


何とも言えない高揚感と冒険心が私を駆り立て丸っぽい穴に頭を突っ込んだ。

「やっと外に出れるかも?でもなんでここから街に?」

と謎が深まるが、先に進めない恐怖と進める可能性が出てきた為、私は穴に飛び込んだ。


穴に飛び込むと体は糸のように細くなりスルスルと吸いこまれた。


そして私は街っぽい場所の路上にいきなり召喚された。

私の目の前には沢山の人が横断歩道を歩いたり走ったりして、なんだか騒がしかった。

先ほどの公園と同じように何やら懐かしい感じがするし何か見覚えがある気がして気持ちが悪かった。


色々な場所を目星したり散策したりしたが何かパッとしなかった。


「なんだろう。知ってるようで知らない。でも覚えがあるんだよなぁ...。そもそも、あの公園と此処のつながりって何か関連あるのか?」


私は考えれば考えるほどパニックになり地面に倒れこんだ。

色々な人が倒れた私を踏んでいくが何もなかったかのように平然とあるいた。

すると今度は私の体が道路に溶けるように吸いこまれていった。


目が覚めると私は自宅のベットに寝ていた。

しかし、何か違和感がある。

妙に揺れているのだ。


ベットから起き上がるとベットは海に浮かんでおり周りには綺麗な水平線が広がっていた。

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