6話:アビリティリング配布ってマジすか
更新が遅くなってしまい申し訳ありません。よろしければ見ていただけたら幸いです。
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先生が一人一人の名前を出席番号で呼んで行く。その一人一人に指輪を配っていく。生徒会戦挙に使われるアビリティリングとの事だがまだその実態についてはよくわかっていない。
「あい。んじゃ次ソフィー。」
ソフィーが呼ばれた。ソフィーは笑顔で先生の元へと向かった。
「ヘイ!朝顔!サンキューね!」
ロシアってこういうノリなのであろうか…?なんかアメリカちっくなような。
「おうおう。んじゃ次雛菊 雪。ん?おーい。雛菊。」
雛菊と呼ばれた生徒は何故か前にも行かず返事もしない。
不思議に思い教室を見回してみる。ソフィーの次だからソフィーの隣の席のはずだが…
いた。ソフィーの隣に何かがいた。長い髪を机にばっさりと広げて机に突っ伏していた。多分寝ているのだろうが…もうなんかホラーにしか見えないのである。
「おいソフィー。起こしてやれ。」
先生がソフィーに雛菊さんを起こしすように促す。
ソフィーがそれを受けて雛菊さんの体を揺する。
「おきてくだサーイ」
「んん。うるさい。」
ソフィーの言葉に対して眠そうに雛菊さんは返す。
それを見兼ねたのかソフィーが何故か手をワシワシとさせ始めた。そして、ソフィーがニッコリと微笑むと…
「こちょこちょこちょ!」
ソフィーが雛菊さんの体をくすぐり出した。
「あはっ!あははは!だめっ!やめっ!」
雛菊さんは体をビクッとさせて飛び起きた。
「こちょこちょこちょ!」
ソフィーはその手を休めようとしない。
「あっ!やめっ!だめ!そこは!あはっ!だめ…だからぁ!」
雛菊さんは顔を赤らめて喘いでいる。何故だろうか女の子同士がただくすぐっているだけなのに。何故だろうか。
エロい…
「だめ!もう!あぁ!んん…おき…る!おきるからぁ!」
ソフィーはそれを受けてもくすぐる手を休めようとしない。
「ここデスカ!?ここが良いんデスカ!?」
ソフィーはノリノリの様子でくすぐる。雛菊さんはもう限界の様子である。しかも、雛菊さんは美少女ときたもんだ。美少女と美少女のこういう展開…
俺からしたらもうソフィーバンザイである。あーやばい。もうその光景に釘付けである。
隣に見ていた紅葉に白い目で見られた。
「あんた何?百合にでも興味あるの?」
「な!?ちげえよ!」
ふーんと紅葉に返されてしまった。俺は男であるのだから興味があっても仕方ないであろう。15歳の健全な男子なのだから!
「おき…た!もう…おきたぁ!だめ!あっ!やぁ!」
ここにきてようやくソフィーがその手を止めた。
「ふふっ!どうデスカ!私のテクニックは!」
「はぁ…はぁ…私は寝てたいだけなのに…」
雛菊さんは鋭い目つきでソフィーを睨んだ。
「なんデスカ?その目は?またやられたいのデス?」
ソフィーは再度手をワシワシとし始めた。
それを見て雛菊さんは少し後ずさりをした。
「雛菊前こーい。」
先生に呼ばれて雛菊さんは重い足取りで教卓の先生の前まで来た。そこでアビリティリングを受け取った。
「あの雛菊さんって雛菊財閥の一人娘らしいわね。しかも成績優秀で文武両道。中学の時もずっと寝てばっかりって噂だし…世の中理不尽よねえ。」
紅葉が話しかけてきた。
確かに寝てばかりと聞くと羨ましいものである。俺も寝ているだけで頭が良くなったりしないものか…さらにお金持ちだもんなぁ…
そうこうしているうちにいろんな生徒が呼ばれて行く。
「んじゃ。次美樹。」
ついに俺の名前が呼ばれた。俺の名前を受けて教室がざわめき出す。やはり百合姉さんの生徒会長推薦だからであろうか。
教室の前まで少しの気まずさを感じながらも重い足をすすめた。
「おーお前が美樹か。なかなか可愛いな。百合から話は聞いてっぞ。まぁ色々と頑張れや色々と。あ、あと朝礼終わったらちょっと生徒指導室来い。」
先生から含みのあるような言い方をされて少しドキッとしてしまう。もしかしてバレてる?俺の秘密が…
とりあえず先生に、はいと返事を返してアビリティリングを受け取り席に着く。
「ねぇねぇ。先生となに話してたの?他の人より長かったみたいだけど…」
紅葉が戻ってきた俺に話しかけてきた。まぁ確かに長かったがこれを言うわけにはいけないからなぁ…
「ははは。いや、なんでもないよ。ほら!次紅葉呼ばれてるよ!」
紅葉は渋々といった感じで前へ行った。
「よーしこれで全員アビリティリングは配られたな。んじゃお前らの待ちに待ったであろう生徒会戦挙について説明すんぞ。」
アビリティリングを配られた一同はアビリティリングを指にはめている。俺もアビリティリングを左手の中指にはめた。ミドルフィンガーリング…トラブル回避の意味がある。今の俺にはぴったりの意味あいであろう。
指輪もはめたことだし。姿勢を正して先生の話に耳を傾けた。