星集め
今回はかなり短いです。
「落ちてくる星を集めると、望んだ人を呪うことができるんだよ」
彼はそういった。
星が落ちてくるってどう言うこと、と聞くと
「流星群とは違うよ。どちらかというと隕石に近いの。でも隕石でもなくて、気がついたら星がそこにあるの。随分と綺麗なものだよ。僕の目に今も映っている。」
見つけたのかい、落ちた星を
「まだ1個だけどね。もっとたくさん集めたいんだ。」
数が必要なの
「星の数は、思いの強ささ。どれだけ相手を思っているか。」
じゃあ、なんで思っている人を呪わなくちゃいけないんだい
「だって呪いのようなものじゃない。恋心なんて。」
好きな人がいるのかい
「そりゃあいるだろうよ。君にもいるだろう、気になる人の1人や2人」
まあ…いないことはないけども。
それにしてもなんで星なんだい
「簡単な話だよ。星は引力で引っ張り合うだろう、その力を借りるのさ。縁結びとかそう言うのじゃないよ。本当に星が僕と彼女をくっつけるのさ。」
星にそんな強い力はないと思うんだけれども。
「まあいいさ。僕は君を見つけた。あと1個あればひとまずはいいだろう。もっと探したいけれども、もう明け方だし、また見つかるといいな。」
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