2度目の6月13日
正直、今後の話は、プロローグよりも面白くなる自信があません!けれど僕も頑張って書くのでつまんなくても読んでくれたら嬉しいです!
6月13日、朝の7時、外は雨が降っていて少し暗い、そんな中、私は目が覚めた
体を起こしひと呼吸おく
手を首元に持っていく、そしてつかむ、苦しくならないように触る程度
その時あのことがフラッシュバックする
その瞬間首から手を離し体がのけぞる
「ハァ…ハァ…ハァ……ウッッ…」
気分が悪くなるのを感じ口元に手を当てて前かがみになる
すると何かがこみあげてきた
顔をベットの外に出す
するとこみあげてきたものが口から放出される
多少、服やベットに飛び散ったが大体は、床へと落ちていった
それを確認した後、あることを思い出していた
それは、私が体験した一か月間の出来事、そしてその体験の幕の閉じ方、殴られ、蹴られ、最終的には、刃物でのどを刺されたこと、その全てを含めた、『三か月後』の出来事。
思い出すだけで怒りがこみあげてくる
「あいつが..あいつが母さんを…」
ひと呼吸おきいったん冷静になる
怒りのピークは数秒と短い、その時間を耐える
いったん落ち着き、今の自分の状況を確認する
1度床をのぞき床へ飛び散った嘔吐物をみる
「やっぱり..か」
嘔吐物の中には赤色の血が混じっている
この能力を使うと寿命が縮むみたいね
時間が戻る能力、タイムリープ能力について詳しく知らなくては、他に何のデメリットがあるのか、時間が戻る以外に何かメリットがあるのか
いや、時間が戻るだけでありがたい
時間が戻ったことでやつのいく村が確定した、やつの顔も覚えたこれはとても大きい
私は、これからについて考える
まず先にやることは、落町より先に村につくこと、そして観察する
正直認めたくはないが落町は頭が回る
犯人が落町だと知らなかったにしても私は何もできなかった....
そもそもなぜ私があいつを追っていると分かった?
落町の言葉を思い出してみる
『正直、これを見られたとき、背筋が凍ったぞ』
『これ』とは私が見つけて回収した箱のこと
なんとなくわかってきた
落町は、私が落町を追ってあの村に行っていた事には気づいていなかった。
なぜなら私がわかっていないのに落町がわかるわけがない
ならもう私が狙われた理由は明白
あの箱を見つけて回収してしまったからだ
ならなぜ私が回収したとわかった?
2つの結論にたどり着く
見られていた、か、家の中に入られた
いやそのどちらもされている可能性が1番高い
ならいつ入られた?私の行動パターンが把握されていたの?
ストーカーめ
私が家を留守にしていた時間はそこそこ長いそれに防犯対策が万全ではないこの村では完全な対策は無理だった
これに関しては仕方がない
と考えていたら特殊なにおいが漂ってきた、苦いような、酸っぱいようないろいろ混ざったにおい
口の中にも同じような味が残っている
嘔吐物の匂いだ
今身の回りの現状(部屋)を確認する
「...くさい...」
少し散らかった部屋に1つのベット、ベットの近くには嘔吐物...
「どうやってかたずけよう..」
半泣きになりながらベットから降りて嘔吐物の後処理を始める
本当の主人公は九条楓澄でした!
ここまで読んでくれてありがとうございました!