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(第二章を始めました)だれか溺愛見せてください。ちなみに、溺愛を見たいだけで、溺愛してもらいたいわけではありません。   作者: 水無月 あん
第一章

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観察開始

今日、4回目の更新になります。

「アイシャとはつもる話もあるけれど、とりあえず、溺愛観察していい?」

アイシャに言う。


「もちろん! 私も手伝うわ」

と、アイシャ。さすが、本仲間であり、そして、心強い助っ人!


というのも、アイシャは筆頭公爵家令嬢であり、未来の隣国の王子妃。

そのためか、貴族の方々の情報は沢山頭に入っている。しかも、留学していても、その情報は最新だ。


なので、仲の良いと噂の婚約者などの情報を、色々教えてくれるんだよね。


「でも、いいの? アイシャは、溺愛ものには、まるで興味がないよね?」


「ええ。まったくないわ。私の好みは悪役令嬢ものね。それも復讐一択よ」

と、ニヤリ。まさに悪役令嬢の笑みだ。


アイシャは、復讐ものを読んでは、「生ぬるい、私ならこうするのに」と、楽しそうに話す。

そのアイデアが、どんどん恐ろしくなってきて、震えあがっている私。


アイシャの未来の旦那様である王子様。どうぞ、己の行動には気をつけて…。


まあ、手伝ってくれるなら、喜んでお願いしよう!

ということで、わくわくしながら、フロアをみまわしてみる。


と、いきなり、それらしき二人を発見!

なかなか身長差のあるカップル。特に男性のほうが、甘く女性を見つめてるじゃない?!


うん、今日は幸先がいい!

私の萌えるタイプではなさそうだけれど、手始めにいいかも。


「ちょっと、アイシャ! ねえ、あの二人はどう?」

私が、早速、助っ人に聞いてみる。


助っ人アイシャは、即座に答えた。

「男性のほうは、マリオン伯爵家の嫡男。女性のほうは、最近、勢いのあるドメノ子爵家の令嬢。婚約の噂はあるけれど、まだ噂だけ。…まあ、溺愛ではないわね」


「えーっ! 判断がはやいっ! なんで、なんで?」


アイシャはフフっと意味ありげに笑った。

「まあ、見てて」


怪しまれないように、用意された飲み物をとりながら、目は二人を追う。

そして、飲み物を片手に、アイシャと談笑している風を装いながら、目はずっと二人を見ている。


すごい、完璧! まさに、今、私は溺愛探偵だよね!


「おや、新たな登場人物が!」


子爵令嬢の友人なのか、女性が一人、令嬢に笑いながら近寄ってきて、三人になった。


溺愛の場合、他の令嬢には目もむけないはず。

後できた女性は、二人の甘さに居づらくなって、すぐに立ち去ってしまうよね。


…って、あれ?


男性は、後で来た令嬢の方に、前のめり気味に話しかけている。すごい笑顔だ。

これは、どうみても溺愛ではない…。


「あー、残念! 違った」

と、私が言うと、アイシャは、うなずいた。


「後できた令嬢は、ムイトー家の令嬢。資産家の男爵家よ。実は、マリオン伯爵家は、事業に失敗してね。それで、息子は、裕福な家の令嬢との結婚を狙ってるんですって」


「なーんだ、貴族によくある話かあ」

と、私は、がっくりと肩をおとす。


アイシャは、

「ねえ、リリーって、自分が溺愛されたいとは思わないの?」

と、私に聞いてきた。


私は一瞬きょとんとしたが、思いっきり首を横にふった。

「いやいやいやいや、違うんだよね。だって、私の好みの溺愛は、寡黙で素敵なヒーローが、純粋で天使のように可憐なヒロインを愛するパターンだよ。私だと、おおいにずれるじゃない。そうなると、それは、もはや、物語で憧れた私の見たい溺愛ではないんだよね。まあ、それに、自分が溺愛されるなんて…うん、まったく想像できない」


すると、アイシャは、怪しげな微笑みをうかべた。

「なるほどね。寡黙で素敵なヒーローか。うんうん、まるで違うわね。…ざまあみろ」


ん? 不穏なつぶやきが聞こえたような気がするけど…、気のせいよね?


読みづらいところも多いと思いますが、読んでくださった方、ありがとうございます!

ブックマーク、評価、いいねをくださった方、励みになります。

ありがとうございます!

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