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(第二章を始めました)だれか溺愛見せてください。ちなみに、溺愛を見たいだけで、溺愛してもらいたいわけではありません。   作者: 水無月 あん
第一章

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来客 3

不定期更新ですみません!

「は?! 何、言ってるの?! 3日後のパーティーって、あのグラン国の送別パーティーのことでしょ?」

ロイさんに、鋭い口調で、アイシャが詰め寄った。


「うん、そうなんだけどね…」


「なぜ? リリーは関係ないでしょ!」

どんどん、ロイさんを追い詰めていくアイシャ。


その姿は、まさに、かっこいい悪役令嬢だよ! 


…なんて思ってる場合じゃない。確かに、なんで、私?


「うん、そうだよね、リリーちゃんには関係ないんだけどね? でも、来てください!」

またもや、がばっと頭をさげる、ロイさん。


「あの、なんで、私に来てほしいんですか?」

と、肝心の理由を聞く。


ロイさんは、アイシャをちらりと見て、その形相に言い淀んでいたが、覚悟を決めたように、話し始めた。


「ええとね、王太子のところへ、ラルフがどなりこんできたんだよね。王女のエスコートは絶対しないってね」


あ、ラルフ、昨日、相当怒ってたもんね。


アイシャが眉をひそめる。

「客人の王女のエスコートって、王太子がやるものでしょ? コンラートは婚約者もいないし、問題ないじゃない? なんで、ラルフなの?」


「うっ…、やっぱり、そこから説明しないといけないよね? はああ」

ロイさんがため息をついた。


「実は、王女が、ラルフをご指名なんだ。それで、王太子の命として、ラルフに王女のエスコートを頼むことにしたから、王宮へうちあわせにきてね、って書いた書状を送ったら、すぐさま、どなりこまれて…。いやあー、ラルフものすごーく怖いんだもん。震えあがっちゃった…」

ロイさんが、おびえた顔をした。


「なんて、わがままなの? その王女?! それよりも、そんなわがままを許してる、コンラートとロイは、一体なんなの?!」

アイシャが、あきれた声で言った。


「ん-、リリーちゃんだけならともかく、アイシャやジャンくんがいたら、ごまかせないか…」

ロイさんが、つぶやいた。


ん? ロイさん、それは、どういう意味ですか?!


「今までさ、あの国と接点がなかったじゃない? だから、交渉だけでも面倒なのよ。

なのに、王女まで連れてきて。おとなしくしてたらいいけど、そんなキャラじゃないし。

正直、あの国の情報がなさすぎて、どう扱っていいかわからないわけ。調べる時間もないし。

しかも、あの王女はえらく大事にされて、甘やかされているから、どこまで注意していいかもわからないんだよね…。とりあえず、短い期間だし、極力、面倒を避けるため、できるだけ希望を聞いて、機嫌よく帰ってもらうことにしたの。そのためには、王女のお気に入りのラルフをあてがってたら、楽かなあ…なんて…ね?」


「それは、ラルフも怒るはずですね」

冷静に指摘するジャンさん。


「確かに。でも、ラルフはどなりこんできて、断ったんでしょ? 王太子の命であろうが、従わないわよ、ラルフは。まあ、私でも絶対に従わないけどね。書状なんか送ってきたら、びりびりにしてやるわね」

と、アイシャ。


そう言えば、ラルフは、にぎりつぶしてたね…。


「ほんと、二人とも似てるよね…。怖いんだから、もう…。

まあ、とにかく、あんなに怒ったラルフが王太子に従うわけがない。だから、仕方なく、王女に、もう一度、頼んだんだ。王太子のエスコートで我慢してくれって」


我慢って…。王太子様だよ? 


「そしたら、条件をだしてきた。エスコートはダメでも、ラルフと踊りたいって。だから、パーティーには絶対につれてきてくれってね。でも、怒り心頭のラルフは、エスコートなしでも、絶対にパーティーに参加しないって言ってるんだよね。そこで、俺は考えた。リリーちゃんに頼むしかないって! 助けて、リリーちゃん!」


「いや、だから、なぜ、そこで私がでてくるんですか?」

私は首をひねる。


アイシャは予想がついたのか、すごい目でロイさんをにらんでいる。


「だって、リリーちゃんは、ラルフをおびきよせるためのエサ、…いや、ちがった、鍵になるでしょ?」


今、エサって言ったよね?! 


読みづらいところも多いと思いますが、読んでくださった方、ありがとうございます!

ブックマーク、評価、いいねをくださった方、励みになります。

ありがとうございます!

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