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(第二章を始めました)だれか溺愛見せてください。ちなみに、溺愛を見たいだけで、溺愛してもらいたいわけではありません。   作者: 水無月 あん
第一章

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どんどん進む

読みづらいところも多いと思いますが、よろしくお願いします!

翌日から、私は、早速行動に移した。

そうでないと、基本、ひきこもって本を読んでる私なので、やっぱりやめとこう、と言いだしそうだから。


まずは、両親に言ってみた。

貴族には珍しいくらい、自由にさせてくれる両親なので、予想通り、全く反対されなかった。

それどころか、やっと本以外に興味がでたかと喜ばれた…。


そして、なにより、大きいのは、やはりアイシャのいる学園ということ。

私の両親のアイシャへの信用度は、私よりもはるかにあるからね…。


早速、アイシャに伝えに行く。

「え、ほんと?! やった! ついに、やったわ! 一歩前進よ!!」

と、アイシャにしては、珍しいほど、大きな声をあげて喜んでくれた。


が、一歩前進…? 

意味はわからないけど、とてつもなく喜んでくれていることは伝わってくる。


「これから、アイシャには、山のようにお世話になります。どうぞ、よろしくお願いします!」

と、しっかり頼む。


絶対迷惑をかけてしまいそうだもんね…。


「もー、なに、他人行儀なこと言ってるの?! リリーと一緒に行けると思ったら、休みが終わるのが待ち遠しいわ!」

と、アイシャ。


そこまで喜んでくれると、感動してしまう。


「それと、手続きは全部私に任せてね! 邪魔が入らないうちに、即刻済ませるから!」


「邪魔って?」


「…いえ、リリーは何も気にしないで。すぐに手続きを完了させて、ロジャン国に速やかに連れて行くから、安心してて!」

アイシャが、力強く言ってくれた。


「手続きまでしてもらって、申し訳ないけど、いいの?」


「もちろんよ! それと、気が早いけど、もし、リリーがもっといたいと思ったら、延長できるからね! いつまでもいていいからね?」


いつまでも? それって、もはや短期ではないよね? そんな短期留学あるの?! 

なんか、すごい融通のきく留学なんだね。


そこからは怒涛の日々をすごした。

アイシャは言ったとおり、すごい速さで、手続きを完了させてくれた。


私は、今の学園の休学届をだしたり、制服を作りに行ったり、荷造りしたり。

たった三か月なんだけど、急に決めたので、やることは多く、普段、動かない分、本を読む間もないくらい毎日へとへとになっていた。


そして、準備は整った。


5日後、アイシャと一緒に、出発することに決まった。

寮の生活に慣れるため、学園が始まる少し前に行こうという話になったから。


あとは、ラルフと、本仲間のエルザおばさまと、ジャンさんにも報告しておかないとね。


ラルフには、結局、あの王宮以来会ってない。

まあ、あれから、たったの一週間なんだけど、激動の一週間だったわ…。


おかげで、ラルフへの、あのおかしな行動も、大昔に起きたことのように思える。

私って、忘れっぽいんだね。


うん、今は心は凪いでいる! もう、あんなおかしな状態になることはない! 


ということで、今日は、ラルフの家に行くことにした。


三か月留守にするので、エルザおばさまに貸す本は多めに持っていこう。

うちの馬車で、ラルフのお家に行くと、執事さんが本を運んでくれた。


重くてすみません…。


すぐに、エルザおばさまが迎えにでてきてくれた。


「どうしたの? 今日は、こんなに沢山の本を持ってきて?」

キャスター付きのバッグに、ずっしりと詰め込んできた本を見て、エルザおばさまが目を見開いた。


「実は、ロジャン国に留学することになって」


「えええ?! リリーちゃんがいなくなるなんて、さみしい!」

エルザおばさまが叫んだ。


うん、両親すらさみしがってくれないので、新鮮な反応だね。なんか、嬉しい。


「でも、たった三か月なんです」


「三か月でも寂しいわ! いつ行くの?」


「それが、5日後なんです」


「えええ?! そんなすぐに?! あ、ラルフは知ってるの?!」

と、エルザおばさまが聞いてきた。


私は首を横にふって、言った。

「今日、言いにきたんです。先週、王宮で会って以来、話してないから」


エルザおばさまが、

「それはまずいわ…。ラルフ、何してるのかしら? リリーちゃんの一大事なのに」

と、ぶつぶつ、つぶやいている。


「あ、もしかして、また王宮ですか? 王女様に言葉を教えてるとか」

私が聞くと、あきらかに、エルザおばさまが動揺した。


「でも、今日が最終日だって言ってたから、もうすぐ帰ってくると思うわ。お茶でもして待ってましょ」

そう言ってくれたので、お言葉に甘えることにした。


それにしても、あれから一週間。

まだ、王女様に会ってたんだね。ほんの少しだけチクリとした。


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