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(第二章を始めました)だれか溺愛見せてください。ちなみに、溺愛を見たいだけで、溺愛してもらいたいわけではありません。   作者: 水無月 あん
第一章

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だまっててくれ

今日、2回目の更新です。

ラルフは、ジャンさんを見ずに言った。

「ジャンはだまっててくれ」


怖い…。けれど、気になるので、

「二人は知りあい?」

と、聞いてみた。


ラルフは答えないけれど、ジャンさんが、

「同級生なんだよ」

と、私にむかって、穏やかに教えてくれた。


「へえ、そうなんですね?」


このまま、ラルフのほうを見ずに、ジャンさんとずっとしゃべっていようか…。


と、現実逃避してたら、

「リリー、俺、言ったよな。動くなって。どれだけ探したと思ってるんだ?」

ラルフが、私の目の前にまわりこんできた。


うしろになでつけるようにセットしていたラルフの髪が乱れ、額には汗が…。

走ってきたのかな…。


そんなラルフを見ると、胸がぎゅっとしめつけられた。


「心配かけてごめんなさい、ラルフ」


すると、ラルフは、はーっと大きなため息をついて、

「リリーに何もなくて良かった…」

と、エメラルド色の瞳を不安げにゆらした。


が、すぐさま、

「知らない人についていくなって、俺は何度も言ったよな?!」

と、お怒りモードに入った。


「でも、知らない人じゃなくて、ラルフの同級生だよね?」

なーんて、反論してみたのが良くなかった。


「それは結果そうだっただけで、リリーにとったら、今日会ったばかりの知らない人だろ?!」


ごもっとも。


「それに、俺の同級生であろうが、なかろうが、ついて行ったらダメだ。誰でも、すぐに信用するな! もっと、警戒心を持て!」


「でも、ジャンさんは、いい人だったから…」

と、ここまで言った時、ラルフから極寒の空気が流れ始める。


「ジャンさん…? へえ、短い時間に、すっかり、ジャンと仲良くなったみたいだな?」

冷え冷えとした口調に、体が凍りそうだ。


なんか、更に怒ってない? もしかして、ジャンさんと仲が悪いのかな?

それで、私が仲良くなったのが、許せないとか?


ここで、ジャンさんが、

「さっきも言ったように、ぼくが、リリアンヌ嬢としゃべりたくて声をかけたんだ。そのことに、君の許可がいるのか?」

と、真剣なまなざしでラルフにたずねた。


もちろん、いらないけど…。


「ああ、いるね」


ええっ?! そうなの?!


堂々とそう答えるラルフの目がますます冷たく、狂暴になっている。

いつも冷静なラルフなのに、どうしたの! まるで野生のウルフみたいだよ?!


その時、ケラケラと笑う声が聞こえてきた。


見ると、あ…、ロイさん再登場。

隣にはアイシャがいる。


「リリーちゃんがいないって、二人が大騒ぎするから、一緒にさがしてたんだけどね。なに、楽しい感じになってんの?」

ロイさんが、嬉しそうに近づいてきた。

今週末、できるだけ更新しようと思っています。

読みづらい点も多いと思いますが、読んでくださった方、ありがとうございます!

ブックマーク、評価、いいねをくださった方、励みになります。

ありがとうございます!

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