#あの有名ゲーム実況者に告白しました。その後
こんにちワン!美羽です♥
今回も、いつも通り3000文字くらいでーす
※書き溜めが無くなったのでまた更新頻度が下がります
美羽:すたあ……電話していい? 〔23時16分既読〕
メールアプリから電話ボタンをタップ。
ピロロ、ピロロ、ピロロ
電話の音が鳴り響くと同時に私の心臓も早く動く。
ドクンドクンドクンドクン
鼓動が高鳴る。
カチャ
「もしもし?美羽?」
「す、すたあ……!」
わあ……もう、ドキドキして、心臓が破裂しそう。
「すたあって……私の事、どう思ってる?」
うぎゃぁあああ!
恥ずかしさで死んじゃいそうなくらい。
ドクンドクンドクンドクン
ずっと心臓が成り続けてる
「あの、もしかして……や、やっぱなんでもない……じゃあ、美羽は自分の事どう思ってる?」
これは、正直に答える。
「すたあの事、好き……!」
プツッ
あー!電話切っちゃったぁー!
怖いじゃん、この関係なくなんの!
ピコン
……すたあからだ。
見ない。
怖いの。
なんで告白しちゃったんだろう。
もう、自分の気持ち抑えられない……
ねぇ、すたあ……
もし、この告白を受けなくてもいい。
でもその代わり、
友達では居てください。
そうじゃないと、私は自分の居場所がありません……
すたあの声に、優しさに満ち溢れた性格に、惹かれた。
多分、これで振られたら私は立ち直れない。
そんな性格、嫌なんだよ。
1歩踏み出すために。
ピロロ、ピロロ、ピロロ、ピロロ
電話の音が鳴っている。
恐る恐る、応答ボタンをタップした。
「……美羽……やっと、出てくれた……」
「……うん」
「さっきのことは、ホント?」
「うん。優しさに満ち溢れたその性格に、かっこいいその姿に、落ち着いた声に、その全てに、私は、恋した……ずっと前から。私は、視聴者であり、ゲーム実況者であり、1度もあったことない君に、恋したんだよ……」
怖くて返事なんか聞けない……
でもそんな気持ちでいたら、私じゃないから。
そっと次の言葉を待った。
「……あり、がとね……自分も……美羽の事、好きだよ」
「……はへ……!?////////」
漫画のように熱くなる自分がわかる。
「……何事にも一生懸命で、声可愛いし……今日、みらいろはっぱの動画見たんだけど、ただのゲームで、何も加えていない真っ白なゲームで必死に新しい企画を考えてる姿は、素敵だなって思った。だから、自分で良ければ、付き合って下さい」
夢にも思わなかった。
私の声は、君に、届いた?
答えは、YESだったんだね。
「はい、こちらこそ、喜んで」
私の目には涙が流れた。
☆
「私の本名は……海って言います……じ、実は……○○県住みで……誕生日まだなので、12の中一です」
「……ゑ?中一ってホントだったの……?ていうか○○県なの?意外……東京とか大阪とかかと思った。都会系かなぁと……」
「趣味は小説の読み書き、部活h」
「……書き……?」
「あ、『なろう』で投稿させていただいております」
「中一でゲーム実況者でネット小説家……凄」
褒めてくれたの嬉しい……!
「あの、すたあ様……違う、すたあ!その、一人称自分っていつから?」
「んー、実況者になってから、かな」
「いつも『自分』なの?」
「最近は……『俺』も多くなってると思うけど」
「一人称はすたあの言いやすいのでいいよ!」
「ありがとう……海ちゃん」
「ピギャエ!?!?!?な、名前呼び……恥ずかしい……///」
「照れてんのかーわい」
_:( _ ́ཫ`):_
可愛すぎるだろぉ!!!!
「す、すたあの声が可愛すぎて死にそう……///」
「自分の事も本名で呼んで……本名は、佐々木 優希女の子っぽくて、少しやだけど……」
「優希くん!かーわいっ!」
「え///ありがと///」
「声で照れてんの分かっちゃうもんねー!優希くんかーわいっ!」
「///」
あーもー、可愛いなぁ……
男性でこんな可愛いの優希くんだけだよぉ!
「あ、時間が……またねー……今度、会ってみたい」
「わ、私も!でも私ここから東京には……」
「自分が行く。じゃあ○○県の△○○遊園地入口……来週土曜日午前11時とか」
「あ、オッケーです。ばいばーい」
プチッ
……成り行きだけど……
あの有名ゲーム実況者と付き合ってしまいました!?
☆
ピコン、と通知音がなった。
開いてみると、『newfuture』にすたあ……優希がとんでもないことを書いていた。
すたあ:2人とも付き合ってるんですよね?なら、 〔僕達〕に付き合うとはどういうことか教えて
クリン:おお?
ノノ:おめでとぉー!で?で?誰と!?
すたあ:美羽
「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁ////////恥ずかしすぎるぅ///」
ノノ:ま?
すたあ:(。_。`)コク
ノノ:うおぉぉおおお!
クリン:両方おめでと
すたあ:視聴者には言わないでね大炎上するから
美羽:大炎上するから
ノノ:ほぼ同時w仲いーねーw
「……嬉しい……!*.(๓´͈ ˘ `͈๓).*」
私の事を好きになってくれる人がいる
私の事を大事にしてくれる人がいる。
それが嬉しくて。
「ありがとう。優希くん……!」
大好きな君。
大好き。
大好き。
大好き。
大好き。
そんな君と両思いになって。
付き合って。
その幸せを噛み締めながら
生きてゆく。
私はスマホから目を離し、髪を整えた。
今日という日が輝いて。
満月の光が私達を照らす。
スポットライトに当たっているみたい。
光が私達を歓迎してくれているみたい。
ずっとずっと
ずっとずっとずぅーっと
私は君に恋してます。
明日は何があるかな
明後日は?
明明後日は?
1週間後
1ヶ月後
1年後。
何が待ってるかな。
でも、どんな困難が襲ってきても、私たち二人なら乗り越えられる気がする。
もっと前へ進もう。
これまで何があっても挫けなかったみたいに。
これから何があっても。
いくら困難が襲いかかったって。
私達2人なら。
ネット小説家でゲーム実況者のただのJCという肩書きを持つ私、海と
RTA記録保持者で超有名ゲーム実況者という肩書きを持つすたあこと優希くん
との
恋愛物語が
今、スタートを切る
いつも見て下さりありがとうございます!
やぁっと恋愛っぽくなってきたかなぁ……
このお話がいいと思った人は『いいね』と『お気に入り登録』お願いします!
これからも楽しみにしていて下さい!
(ハードル高くなっちゃった……)
おつみう!