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異世界観察  作者: 奈落の魔女
1/1

白髪の魔女、そして終わり

作者としてはかなり初めの方だからまだなんとも言えないですが、期待しないで見てもらえると楽しめると思います。

真っ赤な目に、鋭く尖った牙にヴァンパイアに似た特徴を持つ生き物ががそこにはいた。

白い髪はこの廃墟に吹く風に揺られ、時折見える耳はピクピクと動いている

俺は声をかけようとするが真紅の瞳をみた瞬間金縛りのように体が動かなくなった

しかし、静寂を保ったまま声が聞こえる。

「ああうaうあuアあう?」

何を言っているか理解できないと思っていると唐突に日本語が聞こえてきた

「こんばんは、ご機嫌いかが?」と

俺は本能的に話し方を理解して頭に文字を思い浮かべる。

「こんばんは、ごきげんなら現在進行形で悪くなってるよ」と

ふふっと笑うと彼女は消える、そして背後に回ると

「あなた、異世界に興味はない?」と問いかけてくる。

噂通りの流れだ、ここで沈黙すると解放され、興味があると言った人間は失踪、行方不明、死亡すると言われている。

「興味ならあるよ、あんたが連れていってくれるの?」

挑発するようにその女性に返すと、突然何もないはずの地面からシャボン玉のようなものが浮き出てきて

3、4つほどあるそれの中には、地球儀のようなものもあった

「水色の球体が貴方の今いる世界、赤が魔物たちや吸血鬼たちの魔物の世界、緑はまだ何もない未開の地

その真っ暗なのは悪魔の作った最悪の世界」

「貴方に選ばせてあげるわ、それと転生するにあたって世界ごとに量は違うけど貴方と取引してあげる」

「あんたはどこからきたんだ?」

「赤いのよ、見ての通り私は吸血鬼ですから」

「なんで俺なんだ?」

「あなただからよ?だってあなたここで死のうとしてたでしょう」

「どうせ死ぬ人間なら、躊躇なく異世界に行かせられるもの」

「どういうことだ?」

「そのままよ?異世界に行くには死ななきゃいけないの」

「私が見えるのは死者か死に近い、死にたいと本気で思ってる人間だけ」

「だから私が見えた貴方にはその資格があるってわけ」

「行くメリットは?行くのを拒んだらどうする?」

「メリットは貴方の人生を一からやり直せる、拒んだら今ここで貴方の血を吸って殺すわ」

「私達はこの世界に存在を認識されてはならないの、貴方のような人間が死ぬほど湧いてくるから」

「まあ、噂である程度認識されてしまったからあと数人転生させたらこの世界からは去るわ」

「なんで転生させる?あんたらにメリットはあるのか」

「あるわよ、貴方たちを見ることで退屈な時間が減るもの不老不死じゃない貴方には分からないだろうけど」

「あんたはなぜこの世界にいる?移動する術があるのか?」

「私は元聖女だからよ聖女の血と魔法陣があればどこでも行き来できるわ」

「そんなこと聞いたところで聖女の血は私一人しか持ってないから意味はないのだけど」

「赤の世界に行かせてくれ」

「あら珍しい、今までの人間は青か緑を選んでいたのに理由を聞かせていただいても?」

「緑と青と黒は人間臭くて無理、赤一択でしょ」

「相当人間が嫌いなのね貴方」

「当たり前だ、あんな奴らロクでもない」

「人間なんて二度とごめんだね」

「わかった、では次に祝福を選びたまえ」

頭に激痛が走ると同時に大量の言葉が出現する。愛、復習、裏切り、力、支配、重力、狂気

統一性のない言葉たちが流れ込んでくる。

「その言葉の中から一番自分に合うと思うものを選べ」

大量に流れる言葉の中から一つの言葉お思い浮かべる。

「...理解者」

「いいでしょう、その言葉を祝福として貴方に与えます」

「では、今から貴方には転生するために死んでいただきますが何か要望はございますか?」

「楽に殺してほしい、あとあんたに感謝する」

「ありがとう、生まれてこの方いいことなんてなかったが最後にあんたみたいな美人さんに看取られてしかも生まれ直せるってんだから最後にいい思い出になったって俺は思うよ」

「そんなことを言ったのは貴方が初めてですよ」

男は目を瞑り笑ってみせる、ここにきた人間でそんな人はいなかったからか少し嬉しかった。

この世界にはギロチンという処刑法がある、苦しませずに人を殺してあげるための道具だそれを魔力で生成し男の首に合わせてやる

「よき運命に導かれんことを」

「いあiあおうアイエういuioあえいu」

そう唱えると刃は落ち男が転生するのを私は見送った

ここまで読んでいただきありがとうございます次回更新は未定ですがゆっくりとお待ちください。

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