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祭りのあと

作者: 君月 満

祭りのあとの寂しさは

何処かに置いて帰りたい


祭りのあとの寂しさは

誰かにくれてしまいたい


油の匂いがつんとする

たこ焼き屋の店仕舞い


胸躍らせ見渡す瞳と

幼い髪は汗に濡れ


見つめる瞳は儚く円く

照らされ輝き満ちている


親子が握る手のひらに

二人が握る手のひらに


幸せ見つけホッとする


家路に歩む人の跡

天をつんざく笑い声


僕はその背中を見つめてる


祭りのあとの寂しさは

もう忘れてしまいたい


祭りのあとの寂しさは

古い油の匂いと共に


祭りのあとの寂しさは

あなたと共ならそれでもいい






祭りのあとに感じる、あの非日常の空間から日常の空間へと戻る「感覚」の中には、やはり「人」がいて、その人々の営みや息吹がその「感覚」の主体となっています。祭りの終わりに寂しさを感じる中にも、カメラで撮る様なそれぞれの瞬間に奥深い人間愛を見つけては、また明日に繋げれるような望みを見いだす表現がされていればイイかなと思い投稿しました。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 喧騒と焦げたオタフクソースの匂いが感じられる良い詩です。
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