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prologue
こんにちは。またまた作品を書いてみます。ネタ切れした訳では御座いません(
不吉な笑い声が聞こえていた。
薄暗く曇った部屋は人気が無い。
一方耳を済ませると、ピッーーピッーーと電子音がする。
何一つ変わらぬリズムに頭がクラっとした。
「春菜ーっ!朝だよ!遅刻しちゃうよ!」
部屋中に響き渡る声で目が覚めた。
「ふあああ.....ねむ.......」
小学生になったばかりの鯱 春菜は、父・母・兄それに養子に来た義理の兄と暮らしている。朝がめっぽう苦手なのは春菜だけであり、兄や母から叱られていた。
学校には行きたくなかった。理由があるかと聞かれるとそれは無いのだが、家族団欒している時の方が楽しく感じていたからだろうか。
因みに兄は2つ上の3年生と2年生だった。
怠く支度を終わらせた春菜は家族全員と共に外に出た。
学校は長かった。親友などもおらず一人で本を読むのが日課。特に春菜を気にかけてくれる人も居なかった。
こんな日々が大嫌いだった。
ある朝春菜は目を疑っていた。
「んえっ........不登校」
続けて読んで頂けると有難いです。