5/5
君を想う
泡沫の夢を見たの
あの日君とであった時の夢を
楽しく君と語り合った
たわいもない夢や世間話を
無邪気に遊び野原を駆け回って
幾千の時を君と生き、
様々な想いを君と共有した
今は君はぼくの側にいない
道を違え、己それぞれの道を分かれて歩いた
たとえその道が永遠に別れる道であっても
今振り返る
瞼を閉じてその裏に浮かび
耳にこだますのは
心を通わせたときの君の表情(顔)が
鮮やかに年過ぎても色褪せずに
あの懐かしい戻れない日の物語となって
ぼくの心に生き続けてる