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裸天使にバスタオル、僕には生きる意味を下さい。  作者: にゃんと鳴く狐っ娘
Loop.2#【僕はきっと】
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月が出ない須臾の心根。1

「……っ、ただいま!」


 僕は、背中に背負っていた友人Aをゆっくりと長椅子に下ろした。奴の肌には温度がない、呼吸も震えも脈もなかった。99パーセントの絶望、残る一縷の希望、葉月は丁度起き上がっていた様で青ざめた顔を向ける。


「どうしたんです!? な、何があったんですか……!!」


 更に、蒼白だった葉月の顔から血の気が消える。肩から剥き出しの繊維質とチューブ、絡まり合いながら力の無い蚯蚓の様に項垂れるそれを見詰めて、彼女は痛みに顔をしかめつつもベットから飛び出して来た。


 そして、その声に過去さんが息切れしながらも答えた。


「私が――」


 しかし、それを遮る様にして乃々葉が答えた。


「撃たれましたの、まだ見ぬ敵から私達を庇って」


「お前……」


 確かに、余計な心労は増やさないでやる方が正解だろう。いきなり機械人間の死にたい同然のそれを看させて、言えた台詞では無いとは思うが、彼女にしか希望が無いのだから仕方がない。


 僕は、安堵と焦燥をまぜこぜにした溜め息を吐いて葉月に喋った。短く、なるべく明確に質問しようとして。


「直せたりはしないか?」


 すると、友人Aに寄り添い、脇に座って色々看ていた葉月が顔を伏せたままで答える。

 はい、おはようございます。作者です。


 短いですが、続きの投稿となります。この続きは、また明日以降の公開となります。ひやひやしながらお待ちいただければ幸いです。


 また明日にでも、逢いましょうね? 私は、皆様のエンターティナーであれる様に頑張りたいと思います。クリエイターはエンターティナー、これも私の信条です。


 P.S.四月馬鹿、あれ嘘ついて良いのは午前中までって本当なんです? 私、気になります!!

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