星屑の幻燈。
「何故、あんな事をしたのか……? か……、私もおかしくなったんだろうよ」
血濡れた過去さん、友人Aの最期を抱き締めながらに見送ったそう答えた。感傷と焦燥とが入り雑じった視線、それは依然として小さな腕で眠る彼のうなじを見詰めていた。
静けさと息苦しさ。そして、心苦しさと狭苦しさが介在する小さな少女の腕の間隙、そこに抱かれた身体はどうしようもなく、そして余りにも不自然に萎縮して見えていた。
いつかの頼もしい背中も、自前のジョークににこやな笑みを浮かべる彼の面影もないまま。彼は、ただ疲れた様な笑みを浮かべていた。
「彼は、いったい何年生きたのかな。私、17年間は同い年だよ……たが、それより以前は何ひとつたりとも知るよしは無い」
未来さんが呟く。
「過去、もう駄目なのか? 彼は……」
首の動きだけで肯定する過去。そして、弱々しげに掠れた声で彼女は答えた。
「神経系ケーブルの破断、それならまだいい。ただ、体内パワードスーツの破裂は全身に波及するんだよ。歪んだ歯車が、他の部品を弾き飛ばすのとおんなじで……」
「…………そう、か」
遅れました、久々の投稿となります!! ごめんなさい、遅れましたのです!!
久々に学生編に回帰します。思わせ振りな展開、そのままに唐突な場面転換を行う私独特の大暴走です。
実は忘れていた? そそそ、そんな訳ななな無いじゃないですか!?
さて、取り敢えずはまた次回です。また明日にでも、逢えましたら逢いましょう? ……ね?
P.S.今度は物理が凄惨だった、公式がどうしてそうなるか分からないから納得が出来ないよ……えうー。おやすみ。




