人物紹介;Loop.01→02
◆七ヶ崎 一喜憂
◇ナナガサキ イッキユウ
触れた物体より電力を得て磁気嵐に近い力を返してしまう異常体質。その為にか興味や好奇心が強く、諦めつつも娯楽や生き甲斐を探していた。
幼馴染みである天津風久遠の想いに気付かされ、無知識と無理解の狭間で迷走している。
好きな言葉は『夢』と『面影』、好きな楽曲は『夏祭り』である。
◆七ヶ崎 一喜憂(未来)
◇ナナガサキ イッキユウ
未来において歴史を変える発明を繰り返した学者兼発明家で、タイムマシンの父となった主人公である。
どこかの時間軸に潜伏中とされ、《タイムパラドックス》による世界破綻を防ぐ為に如月葉月や七ヶ崎乃々葉に追われていた。
半有機生命体時跳躍個体である彼女等をそれ成し得る理論の構築者だが詳細は不明、謎多き人物である。
◆如月 葉月
◇キサラギ ハヅキ
“隣接する個体の重量制御”の力を持つ《アバターエヴァン》であるが、一喜憂の力で七ヶ崎乃々葉の洗脳ナノマシンから解放された未来人の見て呉れ少女である。
自らを機械にまで陥れた兵器達に加わるのが嫌で、人殺しをして真に堕ちるのを恐れていた。よって主人公を護る事に生きる意味を見出だした、つまりは殺す機械ではなく護る機械で在ろうとした。
《エヴィエニス》と言う高潔を意味するナノマシン成形武器とイヴの卵と言いたかったのであろう《エヴァンシェル》と言う翼を持つ、これらに限っては能力における“隣接する”範囲の拡充が期待できる。
好きな言葉は『永遠』と『お父様』、音楽などを始めとする現代知識には未だ疎い。
◆天津風 久遠
◇アマツカゼ クオン
豊穣と商いの神である尾裂狐を家紋にする名家、天津風一門の9代目当主である少女。主人公に並々ならぬ恋心を幼少より抱き続けていたが、ギリギリになるまで素直になれない困った性格に難儀していた。
先祖に含まれていた寄生型と遺伝子規模での合一を果たしており、《姫九里滸黄泉》なるそれを呼び出して狐モードなる臨戦態勢をとれる。
身体能力は遺伝子の特殊さ故にか抜きん出て高く、狐モードでは体内のリン分泌の制御能力と思わしき発火能力を行使できる。勿論、その業火にも及ぶ火力に耐えうるだけの対着火及び対高熱耐性を勝ち得ていた。
好きな言葉は『永遠の愛』とか『夢は叶うもの』、好きな歌は『雨と夢の後に』と言う某昼ドラマの主題歌である。
◆天津風 未来
◇アマツカゼ ミクル
天津風久遠の姉ではあるが『歩く残念』を自称する物好き天才少女で、生粋のヲタクでありゲーマーであり科学者であり哲学者じみた発言をする白髪赤目で妹思いの少女である。白髪は実験失敗の弊害だが、赤目は生を受けた時点からの色素異常である。
口を開けば8割超と驚異的なネタオマージュ率だが、それを止めているときな生粋の乙女に戻っているらしい。どうやら案外と根は一般人らしく、主人公の失言に涙する姿も見られた。
友人Aと主人公を巻き込んでArtificial Attractorなる不思議捜索組織を立ち上げている。本部である旧校舎理科室や研究機材の入手過程や謎が残るが、MIBなる黒服上等宇宙人上等なミステリアス組織との交流などが冗談混じりな手記より確認されている。
魔改造された旧理科室の薬品棚や書架にはフィギュアや手記に混じり、医療用カルテや『ロリータ』原本も混じっている事から語学も堪能であると思われる。猶、情報開示による公開もあり得る今では不明だがカルテの記載は語源と同じくドイツ語である場合が多く“ロリータコンプレックス”の語源となった『ロリータ』はロシア生まれのアメリカ作家ウラジーミル・ウラジーミロヴィチ・ラボコフ著である。
謎の少女を自称してみたりコスプレをしてみたりと残念な美少女ではあるが、発明品である未来ガジェトは非常識クラスの高性能だったりエコだったりとクオリティは高い。ネーミングは基本的に《漢字、カタカナ、ローマ字》や《英語、漢字、カタカナ、ローマ字》などの法則に乗っ取り趣味とネタと捻り全開で命名される、奇天烈な個性を持つ発明家でもある。
妹と同じく《八千代高千穂》なる存在を招来する事で白狐モードになり、プラズマや放電など電気に関わる力を行使できる様になる。通常時にも大容量蓄電能力による感電無効化と様々な波を視認できる能力を持つ、本人は後者を“波紋の力”と呼んでいるとかいないとか。
好きな言葉は『星屑との握手』や『永光の彼方へ』『貧乳はステータスだ』、好きな楽曲は『希望の旋律』や『Hello,goodーbye』『さよならを教えて』などマニアックな物が大半を占めるが高校2年生である事を忘れてはいけない。
最近では(オリジナル設定)アニメ『エセリアルの彼方にて』の主人公が言った『何処まで行っても僕は僕、姿形は変わっていてもこれだけは変わらないから』がマイブームらしい。
◆友人A
◇ユージーン・アイザック
未来からやって来た《タイムパトロール》こと、Artificial Attractorの21世紀α特異点監視員である。
要は天津風未来が結成した組織が時を経て《タイムマシン技術》を開発し不思議捜索から役目を歴史管理に移行した形で、高価ながらも相当数流通する《タイムマシン》による時間旅行者達を密かに取り締まっている。その中でも彼は捜査員から監視員へと転属した稀な例で、本人にはそれ自体がコンプレックスであり悲劇である。
歴史を書き換えてでも世界をより良い形に導こうとする改正派を取り締まっていた捜査員時代とは違い、《タイムパトロール》が定める正史への転換点と要人を警護する基本的に帰還不可な任務である監視員に着任している。猶、現在の警護対象は彼ら基準での正史で《タイムマシン》を開発した組織の始祖であり捜査員支援科長である天津風未来である。
長崎原爆の日、工藤朝月なる少女を巡る攻防で敗北の末に犯人を射殺してしまった。その対応自体は正しいのだが結果的に敗北は異動の原因となり、一方的な好意を抱いていた相手である未来の天津風未来とは再会の望みすら遥か且つ絶望的に薄らいでしまった。
割とイケメンで面白い奴、そんな仮面の下にはまた違ったひたすらに真摯で情熱的な1面が影を潜めている。唯、何かと背負い込む性格なので強がりで一途な面が本性なのかも知れない。
過去の長崎原爆工藤朝月消滅忌避事件での致命的被弾と、監視員としての過去派遣決定を切っ掛けに肉体の基盤である骨格や筋肉他多岐にわたる部位を機械化する生体サイボーグ化手術を受けている。
異常な頑丈さや治癒速度の速さはそれに起因し、その上でなるべく派遣先である現代の兵器も使用可能な様にチューンナップもされている。
好きな言葉は『正義』とか『信条』、好きな歌曲は『アゲハ蝶』であるが歌うとサビで息切れをする。
◆四十九院乃々葉
◇シジュウクイン ノノハ
主人公のクラスにやって来る謎の転校生であり、黒髪ウェーブが似合う美少女である。今回のループでは女子更衣室にて襲撃されていた。後々記述する機会もあるかと思うが今回では割愛。
好きな言葉は『仲間』、好きな音楽はパッヘルベルの『カノン』である。
◆西園寺 百合香
◇サイオンジ ユリカ
青髪を夜会巻き(ポニーテールの毛先で幾つかに分けてくるくると捻りを加えた様な髪型)にした少女で、寄生型に身を捧げておりその個体名は《パラシェルマキナトゥード》と言う。意味は不明であるが、寄生を意味するパラサイトは含まれているのだろう。
液体を分子や原子単位で操る力を持ち、それを応用して津波や水柱を作り出す事が出来た。七ヶ崎乃々葉の洗脳を受けていた今回では巻き込んだ相手より水分を搾り取る凶悪な技を用いていたが、肉体強度は苗床である母体に依存する為に水中での超人的回避を見せたが友人Aの弾丸に貫かれて死亡した。
好きな言葉は『盲目な愛』や『唯我独尊』、音楽はあまり好かないが映画や物語は好物である。母体と記憶を共有し、影響されているのかヲタク知識がある。
◆七ヶ崎 乃々葉
◇ナナガサキ ノノハ
四十九院乃々葉に瓜二つな容姿を持つ《アバターエヴァン》だが、快楽主義に近い殺人衝動やその対象に限り情を感じる歪んだ精神の持ち主である。つまり、対照的な性質を持つ様だが『馬鹿みたい』と自分を卑下したりと自嘲的な要素は共通していると思われる。
彼女は《アバターエヴァン》の中でも特異な戦闘能力を持つが、並外れて恐ろしいのは統合狂化固体の名に恥じない集団支配能力であり同じ未来人でさえ対象にしてしまう点である。主に武器は電撃と剣とワイヤーであり、ナスカの地上絵の鳥にそっくりな禍々しい翼を持つ。
好きな言葉は『また何処かで』と『さようなら』、嫌いな言葉は『馬鹿みたい』である。主人公と四十九院乃々葉、両方の繰り返しの記憶を保持していた。
◆波多野 玄三郎
◇ハタノ ゲンザブロウ
主人公の学校で働く初老のベテラン用務員さんで、ダンディズム漂う紳士的なおじ様である。いかにも執事が似合いそうな傅く者の風雅を放ち、総てにおいて丁寧且つ柔和な姿を見せてくれる。
歳は見た目40半ばで、ピンと延びた背筋や曇り無い眼差しには有り余る若さを感じさせられる。久遠と仲が良く、時折用務員室でトランプやチェス、花札などを嗜む様子が目撃されている。
好きな言葉は『八面六臂』と『健康第一』、好きな音楽は『卒業写真』と『新世界より』である。
こんばんは、たまには『おはよう』も言いたい作者ですにゃ。なんて久々に言ってみたり、まあ今回は“赤点とったらハンネなりきりしろよ?”な知人他の皆様との罰ゲームにゃので猫ですにゃう。
いや、理不尽ですが事実ですにゃよ多分。今回はにゃんか罰ゲームです、べべ……別に好きで(以下略
男の娘アバターを某ゲームで作らされて以来ですにゃよ、何故か♀アバターより貢がれちゃう不思議。みんなどれだけ女に裏切られちゃってるのさ、そんな連中でしたけどね! いやまあ男の娘ヒーラーだなんてそりゃあモテない訳が無いけれどあんたらプレイ時間どんだけなんだよって連中でした、はい。
いい加減うにゃんと鳴いちゃうにゃん狐な娘が飼いた……書きたいのですが、次回作は剣と魔法と大冒険が書きたいんですにゃよね。今回は基本的に自宅と学校の繰り返しですから、話の割には小規模だったり。
最近はやりのVRMMOとかをARに変えたりも有りかなって考えていますが、在り来たりだったりしてもつまらないかなって。
まあ、その結果がマニアックな歴史改編バトルSF学園恋愛ファンタジーみたいなカオス作品な訳ですが。次回は少しばかり間口を広くとろうと言う訳です、何気に読めばそれなりだったりしますでしょう? それが狐っ娘クオリティであり、カオスな世界が大好物な訳です。
例えば、勇者と呼ばれる人間が魔法なる異次元の力で国が駆る人型ロボット兵器に生身で挑んでみたり、魔王が単騎敵陣に飛び込んで拳と身一つで敵を薙ぐとか、直径1キロのフジツボとか。最後なんてあれですよ、あの硬い殻が厚さ数十メートルだからミサイルすら防げるかもですにゃよ。
多分、時期に始めると思いますが不定期更新でギャグともう一作をこれと平行して進めようかと。ギャグは思い付き次第、もう一作はPC使える時な形で行きたいなと。
勿論、こちらは毎日更新を目指していきたいなと。少なくとも1作品が更新されるのが理想ですね、ではまた次回にでも。
また、逢いましょう?
PS.猫、徹底すればいいのかにゃ友人よー?




