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いせかい?

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ハゲ見になるので

「おい、お前ならもうその縛りを解けるだろ!」


「せっかくクラッチがボクを縛ってくれたのに、

十分堪能しないなんてないよ。

どうやら状況も状況だしね」


だから!状況が状況だから、早く縄を解いて真面目にしろってことだろうが?!


「ハア...」


ステータスが、システムメニューが開けなくなった

つまり、ログアウトができないと言うことだ


「そもそもここはどこなんだよ?」


「ボクに聞かれても...ンァー〜!」


いちいち喘ぐなよ...


「ただ、DOFのイベントとかでは無いだろうね、

ログアウトできないとかは置いておいて」


そう、ログアウトできないことを差し引いても、

この状況は異常なのだ

実はステータスやシステムメニューが開けなくなるのはイベントや、状態異常で無いわけではなかった

(無告知、無条件、それも同時にというのは無かったが...)


「体の違和感、ズレが無くなっている...」


「そうだね、いつもより、体に食い込む感覚大きい...敏感になっているね。んあっ、気持ちい」


...


「あ、解けちゃった...よいしょっと」


スキルによる拘束が時間で解けたと思ったら、

リーは、足枷と、首輪を着けている


「おい!それ、どっちも縛り装備だろ?

状況がわからないのに、何してんだ?!」


縛り装備、つまりデバフ装備なのだが、

“罪人の足枷”ー移動速度マイナス75%、

 攻撃力+30

“忠犬の首輪”ー精神抵抗力+10%

 攻撃力マイナス20%

このセットだと、精神攻撃に強くなる分、

移動速度と攻撃力が致命的に下がってしまう


リスクとリターンが釣り合わない、

いわば縛りプレイ用の装備


“罪人の足枷”は初期の初期、全員低レベルの頃、

ステータスが3とか4が初期値で、レベルアップして、高くなっても10かそこらだったため、

使われていた時期があったりもしたが、

後にリスクが少なく、同じような効果のアイテムが出てからは初心者でも使わなくなったなどの、

歴史がある


忠犬の首輪にも同じような過去があるため、

両方とも、持っていているプレイヤーは少なく無いが、使う物好きはいない...


こいつ‘ら’を除いて


リーがギルマスを務める亀甲芝は、

二つの人種のプレイヤーが集まった“上位ギルド”

である


そう、上位ギルドなのだ

亀甲芝に集まるのは、レベルが高くなって、

強くなった自分をいじめてほしい変態と、

縛りプレイで、スリルを味わいたい変態、

そしてリーは、その両方である


いじめてほしい変態は、高レベルであること、

強者であることがより興奮につながるとかで、

強くあろうとし、

スリルを味わいたい変態は、蹂躙がつまらないからと、ギリギリの戦いの中で化け物プレイヤースキルを手に入れている。


平均してメンバーは強く、攻略では助かっていたのだが、

その変態性の被害を受けるのは、俺や、

ある程度有名な上級者たちだ


総評、できるだけ関わりたく無い


なのに俺がリーに付きまとわれているのはある事件がきっかけだ


〜〜〜〜〜〜〜〜〜

〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「東から来ます!」


「タンクはボスに集中しとき!」


7年前、新大陸が見つかり、新しい街へ向かうためのクエストで、複数の上位ギルドからなる連合が

レイドに失敗したことから始まった


「「「うわぁぁぁああッ!」」」


「クソッ!邪魔するんじゃねぇよPKども!」


後になってわかったことだが、このレイドボスは

参加する人数が多いほど超強化されるタイプで、

それを知らなかった俺らはとにかく人を集めた


しかし、人を集めるということは、他の場所の人が減るということで、

稼ぎが減ると同時に金の匂いを嗅ぎ取った

PKギルドたちは、レイド中に襲撃をかけるという害悪クソ妨害行為を仕掛けてきたのだ


「12キル目ぇぇえ!!」


「あいつらを呼べ!!」


「いいんですか?!」


「いいから呼べ」


まだ、一部のプレイヤーしか知らなかったから、

俺はその時まだ、知らなかったから、

いつも通り全力で、PKを縛り上げ、そして

それが見つかってしまった


俺のビルドは、魔術師タイプの能力値で、

タンク兼サブアタッカー


基本魔法スキルの防御魔法「シールド」

魔法系なら誰でも覚えられる基本魔法スキル、

近接が貧弱になってしまう魔法使いの救済


そのシールドを限界まで強化しまくり、

サイズ、形状、硬度、を自由自在に変えて

かなりトリッキーな戦闘スタイルをしていた


その自由度がリーの目に止まったらしい


レイドが成功した後、強力な助っ人が来ていたと知った俺は、リーとの初めての会合を果たす


「はじめまして、俺はVIII neckのクラッチ、

助っ人ありがとうな」


「はじめまして、クラッチさん、ボクの名前はリー

よろしくね」


「よろしく、おっ、その装備、不暴の鎖やろ?

攻撃力が下がるけど速度と防御上がるから後衛は持ってるやつ多いよな。リーさんのジョブは?

あ、これ、マナー違反やったか?」


「いいよいいよ、ボクのジョブはね...

マゾ豚だよ!」


「...は?あっ、なんや隠しジョブ?

聞いたことないのやったから一瞬、

変態さんかと思ったわ」


「変態で合ってるぞ、リーさんはな、亀甲芝っていうギルドのマスターなんだが、そのギルドはな、

全員ドMの変態なんだ。

ちなみに彼のジョブは、囚人と脱獄犯だ」


「あぁ!いいですよ!もっとください!」


「ほらな?」


「クラッチさん、

ボクはあなたに可能性を見ました!

透明な鎖や壁を生み出すその力!是非とも我々を、

いや、せめてボクだけでもいじめて欲しい!」


ここでいきなりだが、DOFのゲームシステムについて説明しよう!


まず、プレイヤーはキャラメイク時に二つが三つのスキルを持って始まる


この初期スキルは基本スキルから選ばれ、

それと同時に、選んだスキルによって成長補正が決まる


魔法系スキルを習得で魔力と精神に

召喚系スキルを習得で魔力と器用に

信仰系スキルを習得で耐久と精神に

騎士系スキルを習得で精神と筋力に

戦士系スキルを習得で筋力と耐久に

盗賊系スキルを習得で敏捷と器用に

生産系スキルを習得で器用が大幅に

etc...


三つ目分を強化に当てて、

強化されたスキルと補助スキルという形にもできる

(二段階目の強化は強化されたスキルを対価に可能)


ジョブにつくには、能力値の制限があるため、

この、スキル選びが重要になる


そして、俺が選んだ初期スキルは、

「シールド+」「プレア」

盾と祈りだ


魔法系スキルと信仰系スキル


βテスターたちが、地雷だと、やめた方がいいと言っていた組み合わせ


最初の1年、ギルマスに拾ってもらうまでは、

本当に苦労した


情報が出回ってたからパーティープレイは不可能に等しく、精神防御、つまりデバフには強かったが、

信仰系と戦士系のタンクに比べて対して硬くないし、攻撃スキルが無いから敵を倒せない


本当に地道な努力だった

デイリークエストや、教会での祈り

サブクエストで経験値を集める毎日


もはや、キャラを作り直そうかとも何度も思った


でも、組み合わせごとにさまざまなジョブやイベントを用意されているそれを、誰も選んでいない故の唯一性を手に入れたかった


話を戻そうか、


リーのメインジョブ、囚人とサブジョブ、脱獄犯

これらは、通常相いれない二つなのだが、

あとから聞いたところ、

まず、罪を犯して囚人になり、脱獄クエストに成功

クエスト報酬で、元のジョブに戻るか脱獄犯になるか、が選べるが、ここで脱獄犯になる

(脱獄犯は元々覚えていたスキルの一部が、

逃走用の新しいスキルに変換されるので、初期スキルが変換されてしまったら、

成長補正が盗賊系にかわる場合がある)


脱獄犯は他人に変装できるスキル「成り変わり」を

覚えることがある(一部スキル変換時)


成り変わりは、見た目もそうだが、ジョブも偽装でき、脱獄犯のジョブ限定突発クエスト

【もしかして指名手配犯?】での使用を想定されているスキルなのだが...


成り変わりを覚えたら、他の脱獄犯に変装する

その状態で投獄されると、アイテムが没収されず、

スムーズに脱獄犯ルートを確保できるので、

今度はクエスト報酬で、元のジョブに戻るを選択、

一見、全く意味のない行動に見えるだろうが、

この元のジョブに戻るで、戻るジョブは何になると思う?

答えは、囚人だ


元のジョブに戻るというのは、

クエスト達成時点で脱獄犯に転職させているジョブを二つ前のジョブに戻すことになっていた

囚人→脱獄犯(脱獄犯)→囚人(脱獄犯)→脱獄犯

一つ前のジョブと二つ前のジョブが同一のものである為、システムはそれを一つと計算し、

囚人が二つ目だと誤認される


一種のバグだな


こうして、囚人と脱獄犯というあり得ない組み合わせを成し遂げたリーの能力値は、

罪人系と盗賊系、

筋力と敏捷が減少、器用と耐久が大幅に上昇と、

敏捷と器用が上昇、


...正直言って、苦労する割に、成長補正が

生産系と戦士系の劣化版と聞いて、正気を疑った


そして、それと同時に理解した

こいつが真正の変態なんだと

こういう設定面、書いていて自分でも混乱する

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