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第一話 仄香と天の声

 今回、初挑戦の現代ファンタジーです。ファンタジーの知識が少ない為、かなりツッコミどころ満載になっていると思いますが、読んで頂けたなら光栄です。


 一人の女の子がいた。 名前は、相澤仄香(あいざわほのか)十六歳の高校一年生だ。仄香は、何事にも動じない性格で、いつも、腰まである長い黒髪を一つに纏めポニーテールにしている。体型は、至って標準だ。そんな仄香が、ある事をきっかけに、とんでもない事に関わる事になってしまった。


 ピピッピピピ、目覚まし時計が、朝を知らせる。仄香は、目覚まし時計を止め、一つ伸びをした。眠い眼をこすりながらベッドから降りた仄香は、部屋のカーテンを開ける。朝日の日差しが目にしみるのを感じながら、パジャマを脱ぎ、制服に着替えた。鏡の前に立ち腰まである黒い髪を一つに纏め、ポニーテールにして、リビングに降りた。リビングには、仄香の父親が、新聞を拡げ三面記事を顰めっ面で読みながら、朝食のパンをかじっていた。

「おはよう、お父さん。また、朝から顰めっ面して」

「おはよう、仄香。全く最近はどうしようもない事件が多いなぁ~」

と、嘆いていた。そんな父親をしり目に、母親が 「仄香、早く食べなさい。遅刻しちゃうわよ」

と、仄香の前に朝食のパンとハムエッグとミルクティを置いた。

「いただきます」

と、顔の前で手をあわせ朝食を食べた。

朝食を食べ終わった仄香は、席を立ち

「いってきます」

と、家を出て学校に向かった。

学校に着いた仄香は、教室に入り一番後ろの窓側の席に座り外を眺めていた。しばらく晴れ渡った青空を見ていると、一瞬だったが、青空を割るかのように黒い稲妻がはしった。仄香は、一瞬の出来事に目を疑ったが、自分の見間違いだと済ませた。 その後、いつものように、気だるい授業を受けて放課後になり、仄香の元にクラスメイト達が集まってきた。

「仄香! 今日こそ私達のラクロス部に入って」 「何言ってんのよ! 仄香はうちらのテニス部に入ってもらうの」

と、仄香は毎日部活の勧誘を受けている。それもそのはず仄香は、クラスで一番運動神経がよく、どんなスポーツも難なくこなす。そんな仄香をクラスメイト達は、自分達の部活へと毎日のように誘っている。仄香は、いつものように「いつも言ってるけど私は、何処の部活にも入らないから」

と、素っ気なく断る。そんな仄香にクラスメイトは

「うぅ~、今日もダメかぁ~、でも、私達は諦めないよ」

と、言って去って行った。去って行くクラスメイトの後ろ姿を見て、仄香は溜め息をつき、席を立って学校を後にした。

仄香は、学校から帰る途中にとある建物の中に入って行った。そこは、唯一仄香が癒されるところだった。建物の中には、犬や、猫、はたまた鳥がカゴの中に入っていた。そう、ペットショップなのだ。実は、仄香は可愛いもの好きだ。普段は、何事にも動じないのだが、可愛いものを前にしてしまうと自然と顔が緩んでしまう。仄香は、すぐに犬がいるところへ向かった。仄香は、犬を目の前にして顔が緩みっぱなしだった。 ケージに入っている犬達は、仄香に愛くるしい瞳を向けた。

「あ……可愛いぃ~!」 と、仄香はうっとりとした表情になっていた。そんな仄香を見ていた店員が、仔犬を抱っこして

「よかったら抱いてみますか?」

「えっ! 抱っこしてもいいんですか?」

「はい、是非触れ合ってみてください」

と、言って仔犬を仄香に抱っこさせた。

仄香は、仔犬を抱っこし頭を撫でながら幸せな気分を味わった。それから一時間ペットショップで時間を過ごした仄香は、家路に着いた。

家に着いた仄香は、自分の部屋へ戻り、制服を脱ぎ私服に着替えて母親が夕飯の準備をしているキッチンへと向かい、母親と一緒に夕飯の支度をした。そして、夕飯を済ませてお風呂に入り自分の部屋へと戻った。

部屋へ戻った仄香は、窓越しに満天の星空を眺めていた。すると、昼間と同じように満天の星空を切り裂くかのように黒い稲妻が走った。

仄香は、黒い稲妻が気になって仕方がなかったが もう遅い為、仄香は布団へと潜り込み夢の世界へおちた。

 次の日も、いつものようにこなしていたが、学校から帰る途中に仄香は、災難に襲われた。

それは、仄香がいつものようにペットショップへ行き、そこから帰る最中の出来事だった。

仄香は、ペットショップを出て、満足感に満たされて家路に着く途中、青信号の横断歩道を渡っている時、急に右折してきた猛スピードで蛇行運転をしている車が現れ、仄香を轢いた。仄香を轢いた車はそのまま走り去っていった。仄香は、轢かれた時に五メートルほど飛ばされた瞬間に気を失った。

仄香は、すぐに病院へ搬送されたが意識は戻らずにいた。仄香の意識が戻らないまま二週間が過ぎた。

仄香は、真っ暗な遠い意識の闇の中で

「やっぱり私、このまま死んじゃうのかな。まだまだ、やりたい事とか沢山あったんだけどな」

と、思っていたら急に、仄香の頭上が光だした。 すると、光だした仄香の頭上から聞き覚えのない声が聞こえてきた。「あなたは、今、生死の間をさまよっている。私があなたを生かしてしんぜよう」

「えっ、誰? 誰なの? 何処にいるの?」

「そなたには、私の姿は見えぬ。私は、そなたらが言うところの神だ」

「神様……その神様が、何故私を生かそうとしてくれるの?」

「今、この世界によからぬ者たちが、世界を征服をせんと動きだしている。それを阻止せねば、世界の理は崩れ世界が混沌の闇へといざなわれる危険があるのだ。その為、その者たちと戦って世界の理を守る守護者をさがしているのだ」

「それで、私を生かす変わりにその守護者になれって言うことなの? でも、私はそんな力なんてないから無理ですよ」

「そなたを生かす変わりに、世界征服をしようとする者たち魔族に対抗する力を授けよう。その力を使えば魔族どもを倒せる事が出来る」

「どうしても私がやらなきゃ駄目なの?」

「そうじゃ、やってくれるかの?」

「分かったわ。やってみます」

「お~、よくぞ言ってくれた。では、そなたに力を授けよう」

すると、仄香の右手が光だした。

「これが、力なの?」

「そう、その右手に宿る聖なる光の力で魔族どもから世界を守るのじゃ、頼んだぞ。救世主よ」

と、告げて仄香の頭上の光は消えていった。

 その後、仄香は意識を取り戻した。

意識を取り戻した仄香は、右手を見たが特に変わっていなかった。

「あれは、現実? それとも夢だったのかな? あれが、現実なら私どうやって戦っていけばいいんだろう?」

それから、仄香の怪我は、回復していき二ヶ月間の入院生活が終わろうとしていた頃、病院内で不可解な事件が起こり始めていた。

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