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第四十二話 死神

◇白銀星【しろがね-ぼし】

魔法/戦闘魔法


巨大な氷塊を生成し、上空から落とす魔法。

難易度の高い〝呪文〟の一つ。


大質量にて相手を叩き潰す攻撃であり、

氷魔法における大技でもある。


色彩に溢れた地上、白き星の失墜は

しかし大地を赤一色に染め上げた。

   ◆◆◆◆◆




◆〝外域〟中層・擂り鉢の舞台、ヨア



「ギルッ!」


 進化石に目もくれず、俺はギルへと駆け寄った。

 冷たい体を抱きかかえる――所々凍り付き、霜に覆われ、速やかに治療が必要だ。

 でも……生きている。呼吸はしている。高い生命力は進値の賜物だ。

 傍らに歩み寄り、ギルが生きていることを確かめたオルナッツォさんは深々と息を吐いた。そして「向こうも終わったな」と呟いた。


 視線の先を見ると、生きている醜鬼の姿はなかった。

 地面に項垂れて肩で息をしているギニョルと、勝った勝ったと高笑いするニコラ。

 そして俺たちの勝利に安心した表情のグラトナさんが。


「今回の戦い、ギルのお陰だな!」


 オルナッツォさんは労るようにギルを見つめる。


「普段は飄々としているが……決めるところは決めてくれる奴だ!」

「……オルナッツォさんも」それを言うならば、と俺は感謝を述べる。「オルナッツォさんがいなければ、俺たちとっくに全滅してましたよ」

「それもこれも、ヨアが俺に進化石をくれなければ、今回の探索は実現しなかったかもしれないんだ! まあ結果良ければ全て良しだ! ハハハ!」


 そうですね――と、俺は言おうとして。


「――――――――――ッッッ⁉」


 背中を下から上へ駆け上がる、得体の知れない気持ち悪い感覚。

 昨日の夜、見張り番をしていた時に感じたものとまったく同じものが、今。

 遠くでグラトナ大隊長が何か言いながら、こちらに走ってくる。その表情には勝利の余韻などなく、必死で何かを伝えようとしている。




 後ろを――




 後ろを振り返ると、俺の影から何かが飛び出したところだった。


 それは黒い人型と、見たこともないほど大きな――鎌。






〝――黒い……とにかく黒い。全身が黒くて、大きな鎌を持ってる。人間の首なんて簡単に落とせそうなほど大きいんだ〟






 一瞬だった。


 影から立ち上がった何者かの手が閃き、


 ――オルナッツォさんの両手足が斬り取られた。


「お前たちッ‼」


 彼我の距離を瞬時のうちに駆け抜けたグラトナ大隊長は、その勢いのまま、俺とギルを抱えて、擂り鉢の縁まで離脱する。


「大隊長! オルナッツォさんが!」

「行くな!」

「でも!」

「言う事を聞けッ!」大隊長が額に汗を滲ませながら言った。「そいつは〝死神〟――〝殺し屋(・・・)〟だ……!」




 それは、まさに黒い姿をしていた。

 全身を黒一色の衣装に染め上げ、何を殺すためのものかと思うほど巨大な鎌を携えている。

 もう一つ特徴的なのは、頭巾を被った下に、鳥の嘴を模した面を着けていることだ。

 身長は俺より低いが、一切肌を露出させず、見た目では男か女か分からない。

 そいつが今まで俺の影に潜んでいたというのか。いったいいつから?


 ――決まっている。昨日の夜。見張り番の際に気配を感じて森の奥の闇に触れた瞬間。

 影から黒いのが出てくる時と同じ感覚を味わった。あの時に影に入られたとしか考えられない。




「――雇用主からの依頼は」


 最初、それが誰から発せられた声なのか分からなかった。


「〝お前が最も生きたい(・・・・)と思っている時に殺せ〟」


 それが〝死神〟と呼ばれた人物の言葉だと、遅れて気づく。

 顔を覆う面をしているにも関わらず鮮明に耳に届き、何かの力によるものか、男にも女にも聞こえる声だった。


「〝返せなかった金は、命で払わせろ〟――と言われている」

「ま――待ってくれぇ‼」


 恐怖にまみれた懇願の声。


「ちっ、違うんだ! いや、違います! 金を借りたことは決して忘れていない! 私は進化石を手に入れました! まだ探索者を続けることができるようになったんです! 金を稼いで必ず返済します! 絶対に返します!」

「…………」

「――い、嫌だ! 嫌だ嫌だ嫌だ! 死にたくない! 死にたくないんだ! やっと進値30を超えて、これからもっと強くなれるようになったのに! 俺はもっと高みに上り詰めたいんだ! お金っ、お金ですぐ返せないなら体で返します! 何でもします! 何でもしますから! 誰かを殺せと言われたら殺します! だから俺を殺さないでえぇ!」


 ――俺は、目の前の光景が信じられなかった。

 あのオルナッツォさんが恐怖に震えている。両の手足を切断された痛みより、〝殺し屋〟と呼ばれた存在に震えていた。

 今、口から吐かれているのは命乞いの言葉で、みっともない……そんな酷薄な感想を禁じえない怯え方だった。

 出会った最初の、頼りになる先輩探索者という仮面が剥がれ、己の首にかけられた鎌に目が釘付けになっている男は誰なのか。


「ヨアァァァァァッ‼」

「……っ‼」


 名前を呼ばれる。体がビクリと震えた。


「助けてくれよ、なあ! お前のために人外と戦っただろう⁉ じゃあ今度は俺の番じゃないか! 俺が助けてもらう番のはずだろう! 力を貸してくれよォ! ……オイ、何固まってんだテメエ! さっさと動け、動けよ!」


 ――助けろよ――動けよ――


「聞くな、ヨア」

「あ……」


 グラトナ大隊長は獣の耳を(そばだ)てて、額からは汗が垂れ、最大級の警戒心を見せている。


「……オルナッツォの様子からして、〝殺し屋〟に狙われる理由があったと見る。下手に手を出して標的に加えられれば……今の傷ついたお前たちを守り切る自信が……ない」

「ニコラ、俺を治療しろ! 聞いてんのか! こっちに来いって言ってんだよ! テメエの頭はまだそこまでイカレてねえはずだろうが! ギニョル、カレン、ギル! コイツを殺して俺を助けろ! 誰が今までテメエらみたいな落ちこぼれの欠陥品の面倒を見てやったと思ってやがる! 早く俺を助け――」


 途中からグラトナ大隊長が俺を胸に掻き抱き、耳を塞いだ。聞くに堪えない言葉だったからか、俺のことを慮ってそうしてくれたのか。

 それでも、くぐもった音はわずかに鼓膜を揺るがし、言葉にもならない雑音が俺の心の表面を深々と傷つけていった。


 最後に悲鳴のような何かが聞こえて……雑音が消える。


 緩んだ拘束を解いて、恐る恐る……見た。

 そこには、首を落とされた一つの死体と、傍らに立ち尽くす〝死神〟がいた。


 どくどくと断面から流れ出る血が地面に染み込んでいく。まるで零れ落ちる命を止めようともがくかのように首の無い死体が痙攣している。

 進値が高いと、首がなくても体はああなるのか――それが本能的な気持ち悪さを激しく掻き立てる。俺も同じ探索者なのだと自覚し、吐き気がこみ上げた。


〝死神〟が転がった頭の髪を掴んで無造作に持ち上げた。

 俺たちに一瞥をくれた後、大鎌を肩に担ぎ、擂り鉢の抉れた斜面を登っていく。

 誰も動けなかった。

 その姿が森の奥に消えて、辺りに静けさが戻ってきてからも。




   ◆◆◆◆◆




◆自由都市グアド・レアルム、探索者組合・葬儀の間、ヨア



 ギルドの建物の一角には、亡くなった探索者を弔うための広間がある。

 通常は所属していた徒党や探索団がしめやかに葬るものだが、他の探索者や探索団、愛顧していた店の関係者など、深く親交のあった人に、弔問と故人を偲ぶ機会を設けるため、この葬儀の間を使うのだという。

 後は……生前に功労のあった人を皆で葬送するためにも。

 ギルドで葬儀を執り行われることは、最大限の弔意を示す意味があるのだ。


「……今回の葬儀はかなり揉めたらしいぜ」


 形ばかりの葬送の儀式が終わって。

 広間に置いてある椅子は使わず、俺とギルは床にそのまま座り、片隅で壁に背中を預けていた。

 ギルは足を投げ出して、天井の魔石灯の灯りを見つめていた。

 俺はというと……抱きかかえた両足の間に顔を埋めるように項垂れている。


「〝殺し屋〟に狙われるような人間は、何か碌でもない事情か罪を抱えてるのが相場だからな……。死に方が死に方だし、オルナッツォさんを公に弔うのは、団の名に傷がつくんじゃねえかと反対意見もあったらしいぜ」


 俺はその事実に何と返していいか分からず、「……何だよそれ」と力ない返事をすることしかできなかった。


「後から分かったことだけどな、オルナッツォさん、かなりの借金があったらしい」

「借金……」

「闇流通する進化石を買おうとして、方々に金を借りまくってたそうだ」


 曰く、進化石は稀に値が付けられ売り出されることがあるらしい。

 勿論、社会的に影響があり過ぎるので、取り扱いはギルドに一任され、探索団だけが参加できる競売へかけられるそうだ。


 公正を重視してか、かなり厳しい決まりがある。

 競り落とした探索団は、競売の直後にギルド内で進化石を団の誰かに使わせないといけない。

 財力のある探索団が独占することを防ぐため、一度競り落としたら規定回数の競売が開催された後でしか再入札ができない。

 競り落とした探索団に所属していた人が他の団に移動して、その後入団した探索団が競り落としても、その人には使えない……など。


 それを知った正直な感想としては、ギルドの競売を通じて自分が進化石を手に入れるのは、ほぼ不可能だ。

 競り落としたとして、それを自分に使ってくれるかどうかはまた別の話になる。探索団として誰を成長させるか……個人の事情を超えた判断がそこにはあるからだ。確率はゼロではないとはいえ、期待することも、確率を掴みに行くことも、考えるべきではない。

 どこかの探索団に所属していて、いつの日か自分の手元に進化石が転がり込んでくるのでは――そんな奇蹟に縋るよりは、一日でも多く〝外域〟に出て、人外を探す方がまだ遥かにマシと思えた。


 オルナッツォさんも他の探索者と同様、ギルドの競売に懸けてはいなかった。

 ――代わりに頼ったのは闇市と呼ばれる、曰くつきだったり出所が後ろ暗い品が密かに出回る非公開の市場だった。


 そこでは、大金を(はた)けば進化石すら買えるという。

 しかし、それは真っ当な商いではなく、レアルムでは闇市の品は見つけ次第、ギルドに押収される。購入や所持が明らかな者は探索者等級の降格、最悪は探索者の資格剥奪処分すらありうる。

 そこで取引されるという進化石は、探索者が〝外域〟で手に入れた直後に闇討ちして奪っただとか、貧しい人に家族へ大金を与える代わりに殺しをさせて人為的に人外に変えてから摘出したなど、真偽は定かではないが酸鼻にまみれた出所がまことしやかに噂されているという。

 ……それでも、金さえ出せば手に入るというのなら、躊躇わない人間は後を絶たない。

 むしろ、闇市が生まれるのはギルドが正規の流通を一手に押さえているからだと、公然とギルドを批判する輩もいる、らしい。


「莫大な金を、誰にも露見しないように注ぎ込みまくったそうだぜ。だから、団の人間は借金があるなんて誰も知らなかった。まあ、結局手には入らなかったみてえだが。……でも、奇蹟が起きた。何の偶然か『終の黄昏』に進化石が転がり込んできて、進値限界が近い自分に与えられた。絶望からの救いだ。オルナッツォさんは……どんな気分だったろうな」


 ギルの言葉は、罪人の罪を暴くかのように俺を攻め立てた。

 多分、ギルにそんなつもりは無かったんだろう。

 ……でも、俺にはそう聞こえたんだ。

 そんな言い方をしなくてもいいじゃないか。


 どうすればよかったんだよ。俺はあの時、ユサーフィさんから素直に進化石を受け取っていれば良かったのか? そうしたらオルナッツォさんは死なずに済んだのか? でもそれは、途方もない借金を背負ってるのに、探索者としての寿命は限界が来たうえで生き続けることだ。そんなの、死にさえしなければ幸せだったってことか? 俺はそんな事まで考えないといけなかったのか?

 分からない、分からない、分からない――俺はもっと深く俯いた。

 目を閉じて、怖かったはずの闇の中にいっそ消えてしまいたかった。

 俺の気持ちはお構いなしにギルは語り続ける。


「金なんて、後からいくらでも返せるって、思ってたんだろうよ。だがよ……非合法の金貸し屋は、返済期限を過ぎたとしても、自分の進値が高ければ取り立てに来ねえ――みたいに舐められねえように、〝殺し屋〟を雇って強い債務者ほど見せしめに殺したりするらしい。それがまさか〝死神〟だったって分かって、レアルム中がピリピリしまくってやがる。奴は今もレアルムに潜伏してるかもしれねえんだからな」

「…………」


 その時、葬儀の間の扉が開いて、三つの足音が聞こえてきた。

 部屋に入って来たのは、グラトナ大隊長とナギオン大隊長、そして十代前半くらいの見知らぬ少女だった。


 少女は、両手に大切に抱えた花束を棺の上に置いた。

 あの棺の中には首の無いオルナッツォさんの遺体が安置されている。

 葬儀では棺の蓋がずらされ、故人の顔を見ることができるのが一般的だという。

 だが、探索者の遺体は激しく損傷する場合が多く、遺体を目にした人が心に衝撃を受けないよう、蓋は固く閉じられ、そのまま墓地へ埋葬されるらしい。


 俺はようやく、あの少女がオルナッツォさんの娘なのだと気づく。目元が特にオルナッツォさんの面影を残している。

 少女は、父親との最後の別れだというのに、気丈な様子だった。泣くことも震えることもせず、棺の前で静かに瞑目し、心から冥福を祈っている。

 最後に、せめて顔だけは見せてあげたかったと思った。遺体は棺に納められる前に丁寧に清められ、苦しみの痕が残らないように整えられたというけれど、奪われた首だけはどうしようもない。……首の無い父親の遺体と対面するよりは、このまま送ってあげる方が良いんだろう。


 ナギオン大隊長が少女の肩に触れる。少女は祈りを終えて、来た時と同じように静かに広間の出口に向かう。


「ヨア、俺たちも行くぞ。そろそろ集団墓地で埋葬になる」


 ギルがそう言って立ち上がった――その横で、少女が目を見開いてこちらを凝視している。


「ヨ、ア……」

「え」


 名を呼ばれ、反射的に呟いた俺がそうだと気づいたのだろう。


 ――いつの間にか俺は鼻頭の痛みと共に、仰向けに引っ繰り返っていた。


 殴られたと気づいたのは、後頭部を床へ強かにぶつけた鈍痛をじわじわと感じ始めてからだった。

 馬乗りになられて、何度も何度も何度も何度も何度も殴られる。


「メノウッ‼」

「止めるんだ‼」


 咄嗟のことに呆気にとられた様子の大隊長二人がハッと我に返り、少女の腕を掴んで引き剥がしてくれた。ギルは立ち上がった姿勢のまま、目を丸くして固まっている。


「アンタが!」少女が叫ぶ。「アンタがお父さんを〝外域〟に誘わなければッ、お父さんは今も生きてたのに! アンタのせいでお父さんは死んだ! 返してよ――アンタのせいで死んだんだから、あたしのお父さんを返してよ! 返して! 返して返して返してぇ! う……ああああああああああああああああああああ‼」


 父親の棺を前にしても声一つ上げなかった少女が、父親を返してと泣き叫んでいる。

 父親が死んだのは俺のせいだと――


「メノウ! オルナッツォが亡くなったのは……」


 ナギオン大隊長は……かける言葉が見つからず、泣きじゃくるメノウの肩を抱きながら葬儀の間から出ていった。




「……ギル」遠ざかる泣き声を耳にしながら、俺は訊いた。「俺って、今どんな顔してる……?」


 ギルは非常に答えにくそうに、


「……、……とりあえず、ちょっと鼻血が出てる」


 ……そうか。


「それだけなのか」

「……あん?」

「今、あんなに殴られたのに、親の仇相手だから力の加減だってされてないはずなのに、顔面中を殴られて、それでも鼻血だけで済んでるんだ……」

「…………」


 止めないでほしかった。

 あのまま、あの少女の気が済むまで放っておいてほしかった。それで少しでも悲しみが消えるなら、喪失感が紛れるなら、いつまででも殴られていたのに。


 だけど現実は、父親を亡くした子の気晴らしすら許してくれない。

 たとえ殴るのを止められていなくても、きっと俺にとってはさしたる傷にならず、そして傷つく傍から治っていっただろう――右腕で仄かに熱を帯び始めた【自然回復強化】の意能が、ぶつけられた憎しみの痕を残さず消し去っていく。


 引き剥がされる直前、少女と目が合った。

 少女の顔には怒りと憎しみと……ほんの小さな恐怖の欠片があった。

 殴っても殴っても殴っても殴っても殴っても――傷つかない、

 常識を外れた(おぞ)ましい化物への本能的な恐怖の滲みが。


「満足に、殴られてあげることすらできなかったんだよ。俺が探索者で、進値も俺の方が上だから。人間の形をしていても、あの子は俺を化物として見てたんだ……。進値が上がれば人外じゃなくたって……俺は、人間じゃなくなっていくのか……」

「ヨア、それ以上は言うな」


 へたり込んだままの俺の腕を掴んで、グラトナ大隊長が無理矢理立たせる。


「一応、治療部隊に言って治してもらえ。……助けてやれなくてすまなかった」


 声には遠い響きがあった。

 それは何に対しての懺悔だったのだろうか。少女の怒りを俺が受け止めたことになのか、それとも今回の一連の出来事についてなのか。


「大隊長……あの子はこれからどうなるんですか?」

「……母親は昔に死んでいる。親族はいない。だから、救貧院に入ることになる」

「…………」

「お前がこの前訪問したという救貧院だ」


 俺は――そうですか、とだけ言い残して、一人で葬儀の間を出た。

 これから集団墓地でオルナッツォさんが埋葬される。

 最後の探索を供にした。

 だから、最後まで見届けたかった。


 俺はギルドを出る前に、手洗いで胃の中のものを全部吐いてから、集団墓地へ向かった。

◇瀉熱の陣【しゃねつ-の-じん】

魔法/阻害魔法


広範囲の領域から急激に熱を奪い、凍結させる魔法。


弱い生物であれば即座に凍死に至り、

そうでなくとも体温の低下による負傷は免れない。


しかし、この魔法は対象を無差別にとるため、

自分を、ましてや仲間など、巻き込まないよう注意が必要だ。


この魔法に限ったことではないが。

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