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誓い

「はい。

モンスターズGOは。

昔、お世話になっていたゲーム会社で、企画案を練りに練り、これならきっと売れるであろう企画として提出したものなんですが、直属の

上司によって廃案になってしまいました」


「こうして、日の目が見れることになるなんて、思ってもみませんでした」


そんな一部始終も、取材で話してしまったものだから。ドキュメンタリー番組で取り上げられ、新聞や雑誌にもそのエピソードは掲載されてしまった。

そのため。

前いた会社の社長から電話がひっきりなしにきた。


何度か出たけど。

いつも同じような内容だった。


「申し訳なかった、本当に申し訳なかった!

まさか、君がそれほど優秀だとは、思っても見なかった...!私は甥っ子から、君が無能だと、間違った認識を植え付けられていたんだな...!」


「...すまなかった!君さえ許してくれるなら、給与を倍にして迎え入れたいと思う...!

だから、戻って来てほしい!!」


ある時、ふと思い立って。

俺は藤島さんの現在を尋ねてみた。


「藤島さんは、今、どうしてますか?」と。


すると。


「先月の終わりだっか、、

あいつは、今、仕事上の大きなミスがあって、重要な取引先をひとつ失ってしまったから、

俺がじきじきに叱ったんだ。そしたら

お臍曲げて会社に来なくなっちゃてね、、」


「今、ほとんど引きこもって

ゲームしてるって噂だ。

時々は家から出て、君の開発した

モンスターズGOに勤しんでるんだと!!」


「そりゃ、どーも...」


「今、いくら貰っているんだ!?

その給料の二倍は出す、、!どうだ!?

悪くない条件だろ!?」


「無理ですね、、お金よくても

今の会社の方が人間関係が良好で居心地がいいですし...」


「...っっ!」




さて。


時流れて。


マヒロが18歳になったとき迫られた。


「シンジ、私、誕生日きた!

婚姻届にサインしてよ!」


「あげまんと結婚しないと、

後々、損するよう...!!」


「あ、あげまんって、、!そーゆーの

自分からいうものなの!?」


電車でのマヒロとの出会いが。

俺を出世させるきっかけだった。


マヒロには感謝しても感謝しきれない。


結婚式では。


「俺は一生をかけて彼女を守っていきます」と

神父の前で誓ったのだった。





最後まで読んで頂きありがとうございました。

★もらえると嬉しいっす。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 短編でサラッと読めて良かった。 是を足掛かりに中・長編をお願いしますね。 [一言] 長編小説は難しいですよ、頑張ってみて下さい、 目指せ職業作家!!。
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