1 はじめまして。いらっしゃい
はい。あらすじがあらすじしてない自覚はあります。
自己満足の塊みたいな作品として作り上げていくつもりなんで、別に良いよね?
最初なんでそこらの作品の2分の1の文字数。
次話から文字数増やします。
目覚ましの音で目が覚めた。
けどまたすぐ布団にくるまる。
でもそれで目覚ましの野郎は鳴り止んでくれない。
「うっさいなぁもう!」
ちょっと乱暴にいつも目覚ましがあるであろう場所に手を振り下ろす。
するとようやく止まってくれた。
これでいい。なんてったって今日は休日だ。
いつもの癖で目覚ましをセットしていたが、実際は今日一日中ベットでゴロゴロしてようが、何してようが私の勝手。
まさに自由!至福の時である。
個人的に帰宅後にベットでゴロゴロするのと、休日にベットでゴロゴロするのとでは、圧倒的に後者の方が幸福度が高いと思う。
そんなこんなでゴロゴロしてると、スマホが鳴った。無料通話アプリの音だ。
だが緊急事態だ。なぜならスマホは部屋を出た先のテーブルの上。昨日帰宅した時テーブルに鞄ごと置いてすぐシャワーを浴びてベットinしたのだ。
今ベットから出てしまえば、一瞬にして朝の冷たい空気にのみ込まれてしまう。
それどころか、そのメッセージが会社からの呼び出しなら、休日すらのみ込まれてしまう可能性がある。でももしでないとあのクソムカつく上司になんと言われるか。
さあどうする。究極の選択だ。
‥‥‥
結局私は社蓄なのだ。
あっけなくベットから出て、スマホを取りに行った。おそるおそるスマホの額面を見れば、それは友人からのメッセージだった。
『今日暇?ちょっと相談に乗って欲しいんだけど、会える?』
ホッとするとともに返信をする。
『良いけど。また彼氏とわかれたりでもしたんじゃぁないよね?』
『なぜバレたし。エスパー?』
『分かりやす過ぎ』
またわかれたのか。またすぐにどっかからか新しい彼氏捕まえて来そうだけど。
というか彼氏がいたことのない私に何故相談するんだか。
別に友人自体は他にもいるだろうに。
まあ別にやることもないし、出かけるのもいいだろう。インドア派ではあるが、別に出かけるのが嫌いという訳ではない。
早速着替えようと私はクローゼットに手を伸ばした。
けど何故か私の手はクローゼットに届かなかった。
おかしい。さっきから手を伸ばしているのに、すぐ近くにあるはずなのに、届かない。
『戦いたい?』
「え?」
突然そう聞こえた。いや、頭に響いてきた。
『戦いたい?闘いたい?たたかいたい?タタカイタイ?』
なんだこれは。不気味…いや、怖い。
周りから、そして自分でも肝の座ってるやつだと思う私だから反応が薄いが、普通の女性なら発狂モノだぞ。
『戦いたい?』
「いや、だから何となのさ。」
『敵と』
『悪と』
『人と』
『未知のものと』
『戦いたい?』
「えーっと。ゲームならありかもだけど、リアルで人殺しは遠慮したいなぁ。」
なんで私はちゃっかり会話してるんだろう。
『ゲーム!ゲームで戦い!』
『さあ行こう!』
「え、ちょっとま!?」
私は反応出来なかった。
次の瞬間にはどっから出たのかわからない光に包まれて……私は戦場に立っていた。