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HAブレイダー  作者: 姫野マコト
出会い編
3/3

HAブレイダー 第2話



ジェネクス入団試験 カズアキがロビーに向かう所でミーナと会った


「おはよう、よく眠れた?」


「よく眠れた」とミーナに返す。


「今日の試験頑張ってね」


「ああ、必ず受かってみせる」


カズアキはミーナにそう言うとあまり時間が無かったので試験会場となっているロビーへ走って向かった




試験管による説明が行われた。


入団試験の主な内容はこうだ。各コースに指定されたポイントまで向かう。そのポイントで5人までのサバイバル戦を行う。倒したらまた次の指定されたポイントへ向かう。最後まで残った5人が試験に合格出来るといった形のようだ。



「要は勝ち続ければ合格出来るということだな」


カズアキはそう考えていた


カズアキを含め人間は64人 アンドロイドは16人 その中で合格出来るのはたったの5人 ミーナの言うとおり、ハイレベルなのかもしれない。


でも俺はなんとしても合格してやる

そう誓って満身創痍で試験に臨む。



「それでは、試験 開始!」


開始の合図で一斉に試験者は、各自指定されたポイントへ向かった





最初に指定されたポイントへたどり着くと、丁度一体のアンドロイドと出くわした。


そのアンドロイドの武器は破壊力のある大剣だ。


アンドロイドが攻撃を仕掛ける


だが大振りなため、俺は難なく避けれた


大剣は破壊力では全種類の武器の中でも群を抜くほどのポテンシャルを持っている だが重さも相当なものであるため、スピード戦に持ち込まれると大剣の方がどうしても不利な状況に陥ってしまう。


「クソッ!」


アンドロイドはもう一度大剣を振るう、だがそんなトロい攻撃は俺に通用しまいと もう一度避け、ソードをお見舞いしアンドロイドを倒した。


因みにルール上武器は昨日ハルヴァートが言ってた通り支給された武器を使い、その武器には殺傷能力を無くしてあるらしくて、アンドロイドの命を奪わずに済んだ。


アンドロイドを倒したカズアキは次のポイントへと向かう。


移動だけでスタミナが切れそうだがカズアキは何年も森で生活していたからその心配はない。



そして次のポイントへと到着した


今度は人間が二人してカズアキを待ち伏せしていた。

一人がハンドガンでカズアキを狙って撃つ。俺はそれをかわした だがもう一人はカズアキが避けるのを分かってたのか、避けた所でランスを喰らい、地面へ仰向けに倒れてしまう。


「もらった!」


ランスの男がカズアキの顔面にめがけて突き刺そうとする。


間一髪の所で避け、ランスの男を蹴り上げる。


ハンドガンの男もカズアキにハンドガンをを向けるも、撃つ前に俺のソードで弾き飛ばす。


ハンドガンを弾き飛ばしてすぐに斬りつける。



その頃、ジェネクスのロビーのモニターの前


ミーナがカズアキが二人の受験者を倒した所をモニターで見ていた。


「カズアキ…」


ふと小さい声でカズアキの名前を呟く


「あのソードの男 かなりやるな」


「そうね、早いし動きに無駄がない いい新人が来たわね」


そう言うとミーナのとこに歩み寄る一人の女性と一体の音性型アンドロイド 二人ともカズアキに何かを感じている発言をしていた。


「ロルフ?ユリヤさんまでどうしたの?」


ミーナがロルフとユリヤという人物に尋ねる


「入団試験が今日だと聞いてな」


「それで、今年の受験者のレベルがどのぐらいか見に来たの」


と、二人はそう答えた。


この試験は毎年行われていて、ジェネクス所属の現役ブレイダー達はロビーのモニターで視聴している。


アンドロイドのロルフことロルフ・ギア・フォードとユリヤ・メルセデスの二人はジェネクスの中でもトップクラスの実力を誇るブレイダーだった。



「そうなんだ…二人があそこまで言うからやっぱり強いんだね」


「やっぱりって…お前、あいつの事知ってるのか?」


やっぱりって言葉に疑問をもったロルフはミーナに尋ねる。


「昨日、森でガルドラス社の人を一緒に助けたからね」とがミーナが答えると「そうなのか」と返した。



一行はモニターを見ると、カズアキは最後のポイントへ到着した所だった


カズアキの他には双拳の男アンドロイド 弓の女ブレイダー 杖の男ブレイダー そしてカズアキと同じ片手剣使いの女ブレイダー


この5人で最終戦を争う。



カズアキが最初に仕掛けた。


同じ片手剣の女ブレイダーにソードを食らわすも、受け止められてしまう。


今度は女ブレイダーの方から仕掛けるも、先程と同じ様に、カズアキのソードで受け止められてしまう。


そこでカズアキは女ブレイダーの足を目掛けて足払いを繰り出す。


「くっ…!」


バランスを崩した片手剣の女は地面に叩きつけられる。




弓の女がバックステップでかなり距離をとり、道具袋から矢を数本取り出し、そのままカズアキ達へ放った。


すぐに気づいたカズアキは避けることに成功したが


双拳のアンドロイドと杖の男は矢を喰らってしまった


その隙にカズアキと片手剣の女は、弱った所へ斬りかかり、双拳と杖の男二人を倒した


一気に二人が戦闘不能状態になり、残るはカズアキと片手剣の女 それに二人を弓矢で喰らわせた女ブレイダーの三人となった。


弓矢の女ブレイダーは先程と同じ様にもう一度バックステップで距離をとる。


だがしかし、カズアキがすぐに距離を縮め、ソードを下から掬い上げるように斬りつける。


斬りつけられた弓矢の女は大ダメージを受け、戦闘不能になる


これで残ったのはカズアキとカズアキと同じ片手剣を使う女ブレイダーの二人のみとなった


カズアキが最初からガンガン仕掛けた


キンキンと音を鳴らしながら女を追い詰める


圧倒されつつあるもなんとか応酬するが、ソードが弾き飛ばされた


「終わりだ」


カズアキはそう呟くと、女を斬りつける


女はカズアキのソードをまともに喰らい、戦闘不能となった




モニターでその様子を見たミーナは

「おめでとう」と小声で呟いた。


「これは面白い新人が来たな」


ロルフが楽しみにしているそうに言うと「そうね」と微笑みながら言った


入団試験合格を確定したカズアキは拳を上へ突き上げた


カズアキ・ミシマ ジェネクスへと入団




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