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生まれてから早7ヶ月半がたち、ハイハイができるようになった。少々早いとは思うが、スルーしてくれ。ハイハイができるようになってから、屋敷の中を探検するようになった。今までは、なかなか部屋(ベビーベッド。特大サイズ)から出してもらえず動き回れなかったが、しつこさ?が勝ったのかやっと出してもらえた。今日で2日目だ。
(さぁ、行くよ!)
気合いをいれ、小さい手を高々・・・とはいかないが上げていると背後から声を掛けられた。
?「ウィラ様、今日はどちらに行かれますの?」
ウィラとは、透のことだ。新しい人生での名前は、ウィラレイリアム・ハープト・レイルモンド。長ったらしいので、愛称としてウィラと呼ばれている。そして声を、掛けたのはウィラの専属メイドのアラニム。自称18歳だそうだ。
ウィラ「ちょう(今日)はね、きにょう(昨日)行かれなかったちょころ(所)にね、行くのにょ(のよ)。アニも行く?」
コテンと首を傾げる。言い忘れていたがウィラは、喋る。多少舌足らずだが。ついでに、アニとは、アラニムのことである。
アニ「もちろんですわ。何処へだってお供致します!」
アラニムは、当たり前っと言うように即答する。それを聞いたウィラは、無邪気にニコニコ笑う。
アニ(あぁ!可愛過ぎ‼・・・食べちゃいたい)
主人しかも、7ヶ月の赤ん坊に早くもこのメイド、アラニムはいけない思いを抱いてしまったのであった。
(よかった)
ウィラは、ホッとしていた。不安もあったのである。
どうでしたか?
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それでは、また次回・・・