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とある貴族の豪華な屋敷。その屋敷の使用人達は、慌ただしく仕事をする。・・・10秒に1回はぶつかるほどに。
屋敷のある扉の前に、美しい金色の懐中時計を持ったかなりのイケメンが立っている。一見落ち着いているように見えるが、その足は一定のリズムを保ったまま、コツコツという音を鳴らし続けている。
?「そんなに鳴らされますと、靴が傷ついてしまいます」
男が横を向くと、これまたイケメンが優雅にニッコリと佇んでいる。
?「珍しいですね。いつもは、気配に敏感ですのに・・・仕方ないですけどね」
男「そういうおまえも、ボタン。1つずつズレてるぞ」
おやおやと、ボタンを直す。そのとき、扉が開かれメイドが顔を覗かせた。
メイド「お待たせしました。おめでとうございます」
メイドが大きく扉が開け、懐中時計のイケメンが中に飛び込んだ。部屋の奥にはキングサイズのベッド。その上で美女が寝ている。
男は、ベッドに駆け寄り穏やかな笑みを浮かべる。
男「平気かい?」
女「えぇ、大丈夫。ありがと」
男は、女の髪を優しく撫でる。
男「男かい?それとも、女かい?」
女「男の子よ。ほら」
女は、自分の身体がを起こして子供を抱き上げる。使用人達は、気をきかせて部屋から、出て行く。
女「とっても可愛いでしょ」
男「あぁ、将来はものすごい美形になるぞ」
女は、クスクス笑う。産まれたばかりの赤ん坊は、うっすらと目を開ける。
「「はじめまして、俺(私)の愛しい子。
この子に神の良き祝福があらんことを」」
どうでしたか?
脱字や間違い等がありましたら、
教えてください。アドバイスも
大歓迎です!
それでは、また次回・・・