1日目 藍愛学園の天使様
思いつきで書いてみました
オリジナル作品って大変や……
続くかは分かりません
私立藍愛学園。
この学園にはマドンナがいる。
「キャー!!」
女子たちが黄色い悲鳴を上げる。
その視線の先には、ひとりの美少女がいた。
「お、おはようございます!」
「おはようございます。」
女子たちのうちのひとりの挨拶に、彼女はにこやかに返した。
透き通った銀髪に、サファイアのように青く輝く瞳。その美貌に、誰もが目を奪われる。
もちろん、僕も例外ではない。
2年の花灯天猫さん。文武両道、品行方正。そして上述の通り容姿端麗。そんな人気者の彼女に、いつしか付いたあだ名がある。
“藍愛学園の天使様”
とまあそんなモノローグをしていたわけですが、
「気に食わねえんだよ得田くんよぉ!」
「はい得田実夏15歳です……。」
「何いってんだお前」
まだ入学して間もないのですが、すでに不良の先輩に目をつけられて今屋上にいます。なんでだよ……。何もしてないし出来る期間もないよ……?
「あの……何か気に障ることをしましたでしょうか……?」
「ああ。」
即答だ……。怖いな……。ちょっと離れよう……。
「あ、おい待て!」
わあ怖い。もう少し離れよう。
ガシャン
ん……?
「そこのフェンスはボロいんだよ!」
まずい。
「うわあああああああ!!」「得田ーーーー!!」
先輩と屋上が遠ざかっていく。僕は空を見上げることしか出来ない。
死ぬのかなあ、これ。
あれ、ていうか
「前にも、こんなことが……」
そんな確かでない記憶が脳裏に過ったところで、僕は目を閉じた。
バサッ
「得田が、消えた……?」
『きれい!』
『ほんと……?こわくない?』
あれ、なんだこの記憶。
『ぼくはすきだよ!』
『ありがと……。』
小さい僕と、女の子?
『およめさん?』
でも、どうも女の子の影がはっきりしない。
『うん!だから■※◯ちゃんにゆびわ!』
指輪。なんの思い出もないのに、不思議と落ち着くからいつも財布に入れている指輪がある。
もしかして、あれはこの子との……。
『「大丈夫』ですか?」
いつの間にか目覚めていたのかな。夢の中の女の子と誰かの声が重なって聞こえる。
『「怪我してない』ですか?」
あ、だんだん目が開いてきた。
「花灯先輩……?」
どうやら自分は無事なようで、花灯先輩が助けてくれたようだ。でもどうやって?
「無事でよかったです。」バサバサ
ん……?幻聴の次は幻覚かな。なんか花灯先輩の背中に大きな翼が見える気が。
「きれい……。」
「え……?」
「あ、いやえっと……。」
口に出てたのか……。
「あぁ、これですか?実は私……」
翼。純白の大きな翼。
「“天使”なんです。」
「へ……?」
思わず素っ頓狂な声を上げてしまった。
「現実ですか?」
「はい。」
花灯先輩が立ち上がった僕から手を離し、翼は光のように消えた。
「あの、ありがとうございます。先輩は……」
感謝を伝え、続けて言葉を紡ごうとしたら、花灯先輩は僕の口に指を当てて遮った。
「このことは、ふたりだけの秘密、ですからね。」
かわいい……。
「はい……。」
「では、私はこれで。」
花灯先輩は去っていってしまった。
「まじかぁ……。」
学園の天使様は、本物の天使だった。
「やっぱり、覚えてない、のかな……。」
続くかわからんと言いつつも設定とかエンディングは思い浮かんでいます
その間の日常をどうするかが問題だ……




