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ほしに みちびかれた、 ひとと くまの ものがたり。

作者: かぐつち・くまナぱ
掲載日:2026/02/19

この作品は、清坂正吾様(https://mypage.syosetu.com/2846266/)

主催の個人企画:「クマ祭り後夜祭」参加作品です。

(https://mypage.syosetu.com/mypageblog/view/userid/2846266/blogkey/3585515/)


それは「あったかもしれない」昔のこと…

世界は今よりもずっと寒く、大地の多くは氷に覆われていました。


──けれど人々は生きていました。


火をおこし、毛皮をまとい、星を見上げながら、明日を考えていました。


そんな時代を生きた誰かが踏み出した、一歩が、後の何万年にも繋がっていく――


そんな、遠い氷の時代の物語です。(* ̄(エ) ̄*)ฅ<クマー!


(追記)急いで書き上げたから誤字がいっぱいだー!?(≧(エ)≦)<ご報告ありがとうございます!…ちなみに、熊と書いて「ユウ」と呼ぶのは存じております(笑)

むかしむかし、

せかいが いまより ずっと さむかった ころ。


ゆきと こおりが だいちを おおい、

うみさえ こおって しまう じだいが ありました。


そんな だいちの はしっこに、

ちいさな おとこのこと、くまの こどもが すんでいました。


おやを なくし くまに そだてられた、

おとこのこの なまえは ユウ。


おやを なくし ひとに そだてられた、

くまの こどもの なまえは コロ。


むれ から たびだった

ふたりは いつも いっしょ。


ゆきの うえに あしあとを ならべて、

さむい かぜの なかを あるいていました。


ある よるの こと。


「みて、コロ!」


ユウが そらを ゆびさしました。


きらきら かがやく ほしの なかに、

ひときわ あかるい ひかりが ありました。


「がるぅ~!」(ぼくたちを よんでいる みたいだね!)


コロが それに こたえます。


それは、まよった ひとを みちびく ほし。


いつも きたの そらで かがやく、

まよわない ほしでした。


「ほしの ほうへ いこう。

みたことのない ものが あるはずだ!」


ユウと コロは、

うきうきと あるきました。


挿絵(By みてみん)


あしあとが、

しろい こおりの みちに つづいていきます。


しばらくすると ゆきが ふり、

かぜが ほおを さします。


「がるる~?」(だいじょうぶ?)


「うん、いっしょなら!」


それでも ふたりは

てを ぎゅっと にぎります。


あるいて あるいて また よるに なると、

あの ほしが そらで ひかりました。


まるで こう いっているようでした。


『―― まっすぐ あるけば いいよ。』


そのころ、

 うみは こおり、

  ふたりが すんでいた だいち と

まだ みぬ だいちが

    こおりの みちで つながっていました。


挿絵(By みてみん)


──ながい たびの すえ、

 ふたりは ひろく しずかな だいちに たどりつきました。


それが、

いま わたしたちが よぶ

「きたアメリカ」の だいちでした。


ユウは いいました。


「コロ、ここが あたらしい いえだね」


「くぅぅ~♪」


コロは うれしそうに なくと、

ゆきの うえを ころころ と ころがりました。


あの ほしは しずかに かがやいていました。


まるで おかあさん のように

ふたりを てらしています。


──それから なんまんねんも たち、

こおりの みちは うみに もどりました。


今の 私たちには、

ユウと コロが どうなったのか

知ることは できません。


ただ、氷河期(そのころ)の人々は、

クマを 『ただのケモノ』 とは思っていませんでした。


クマは立ちあがると、

まるで人のように見えます。


クマは全身が毛に覆われて、

とても温かそうで、強そうに見えます。


クマは冬になると長い眠りにつき、

春になるとまた目をさまします。


だから昔の人々は、

クマのなかには「山のこころ」や

「いのちのちから」が宿っていると

信じていたとも言われています。


もしかすると――


ユウとコロが手をつないで歩いたあの夜も、

人とクマは、ただの旅の仲間ではなかったのかもしれませんね。



ほしに みちびかれた、

ひとと くまの ものがたり。


挿絵(By みてみん)


    (おしまい。)


この物語では、人とクマが特別な関係にあるように書いてみました。


実際、クマを神聖な存在とする信仰は、ユーラシア大陸から北アメリカ大陸まで広く見られるのです。


例えば、シベリアの狩猟民やアイヌ民族、北欧の古い伝承、そして北米先住民の神話にも、クマを祖先や精霊に近い存在とする考えが残っています。


約2万年前の氷河期には、現在のベーリング海峡に「ベーリング陸橋ベーリンジア」という凍った陸地があらわれ、人を始め、多くの生き物がユーラシアから北アメリカへ移動したと考えられています。


挿絵(By みてみん)


もしそのころ、すでにクマを特別視する観念があったとすれば……その考えもまた、人とともに新たな大陸に移動し、拡散した可能性があるのです。


ただし、これは仮説の一つであり、すべてが証明されているわけではありません。


それでも、氷の大地をともに生きた人とクマの関係が、のちの神話や信仰の源になったかもしれない――そして、それは今を生きる私たちの中にも引き継がれているのかも?


そう想像すると、遠い氷河期の夜が、少しだけ身近に感じられるませんか?

(。・(エ)・。)人(*´ω`*)


……え?、なぜヤリの代わりに万年筆?

 それは想像の世界だからだベア!?ฅ(•̀㉨•́ )ฅ <ガォガォ


(追記)

クマの名前がコロなのは、ココロ(心)から来てます熊(笑)( ̄(エ) ̄)ノ

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― 新着の感想 ―
ずっとこの世界に癒されていたい(*´;ω;`) すごくすごく素敵な童話でした(*´;ω;`) ユウ、コロ、僕は君たちが大好きだぜ(*´;ω;`)b
 氷河期の北極海横断に星の導きを云われるは こぐま座のポラリス、あたらしい いえ で見上げたのはポラリスとも おおぐま座とも読める余白はユウとコロのその後と同じく、知れないからこそ想う心の中に物語が続…
クマ祭り後夜祭の読み回りで参りました。 最初はユウとコロの旅路がひらがなで書かれ、長い時が過ぎると、今度は語り手により漢字が使われるのが、とても良かったです。 ユウとコロの生きた氷河期を、語り手と共に…
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