表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/4

4通目

本編「逃げ水の向こう側」の第13話の後に読むことをおすすめします。

あのね、今日痴漢された。

転校して仲良くなった男の子と遊んだ帰りにバス乗ってたら脚やお尻触られた…。

今思い出しても怖いし気持ち悪い。

なんで私がこんなことされなきゃいけないんだろう…。

ダメだ、思い出すだけでつらい。

あ、痴漢されたけどね、一緒にいた男の子が助けてくれたの。例のアオイなんだけどさ。一緒に遊んでる時はActiveもcuteも普通に読むしさ、メイクとかも詳しいからさ、私心は女の子なのかなって思ってご飯食べてる時に聞いちゃったんだ。デザイナー志望でもないし、タレントさん目的でもなくて。話しててもなんか女の子の友達といるみたいだったからさ、もしかしたらって思って。ちょっとケイソツだったかな?お姉ちゃんは知ってるけど、自分を出せなくなるとつらいからさ。アオイもそうなら…私は別に気にしないから、そうだって言ってくれれば受け入れるつもりだから。

話がそれちゃったんだけど、女の子っぽいって思ってたアオイがね、犯人の手を掴んで声上げてくれて。逃げたんだけど追いかけて捕まえてくれて。勇気あるよね。私は怖くて何もできなかった。だから、ちょっとわからなくなっちゃったんだ。男の子なのか、女の子なのか。でもさ、そんなの関係ないよね。一緒にいて楽しくて、ピンチの時に助けてくれる。なんか、ギャップがあって驚いたけど、ちょっとドキッてしちゃった。

今度ね、そのアオイがうちに来るんだ。アオイんちにお礼に行くのはちょっと…な感じだったから、助けてくれたお礼ってことで呼んじゃった。私っていろいろ強引かな?

でも、せっかく来てもらうんだから、喜んでもらえるようにいろいろやってみる!

うちに来たら、その時の様子また手紙に書くね。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ