ピグマリオン効果から考えて人を成長させたければ期待し承認すればいい。自分で建てる目標は小さな目標でまずクリアできる目標からたてていけばいい。
さて、ツイッターで”キャバ嬢時代、ガチ恋目的の弱者男性がよく来ていたけど、彼らに必要なのは恋愛ではなく承認だった。”というつぶやきがあり、ああなるほどなと思いました。
これって、太い風俗のお客さんにも結構当てはまるし、おそらくソシャゲの廃課金をしてる人にも、ある程度あてはまる人がいそうだなと思ったんですね。
実際に、これはピグマリオン効果と呼ばれるもので、指導者の期待によって学習者の成績が向上することですね。
ちなみに、指導者が期待しないことによって、学習者の成績が下がることはゴーレム効果と呼ばれます。
実際には、期待そのものよりも、期待に対して行った行動の結果がよい結果に出たことによる承認や、期待されない、あるいは結果を出してもそれが承認されないこと自体に効果があるのだと思います。
単純に言えば、頑張って結果を出すとほめてくれるならもっと頑張れるし、頑張っても意味がないと思えば、それ以上は学習や練習などの行動をする気が起きなくなるというものだと思います。
この辺りはマズローの欲求5段階説などから見れば、なるほどと納得できるところでもありますし、なろうにおいてざまあ、あるいは異世界転生、転移でのチートが人気なのも、最初は主人公が周囲から承認されない環境から、周囲、あるいは誰かに承認される環境へ変化するところが受けるのかなとも思います。
では、リアルでそういった承認欲求、あるいは成功体験願望を満たしたい場合は、いったいどうすればいいのかといえば、最初から大きな目標を立てずに、まずは頑張れば達成可能な目標から始めることです。
跳び箱を体操選手が飛べるからと、馬鹿みたいに高い高さから挑戦しても飛べるわけがないのだからまずは1段とかから始めるというのと同じですね。
最近の私は、作品を書いてなろうへ投稿するときに、この作品は特定の誰かにさて刺さって読んでもらえて、できれれば感想をもらえて、読んでくれた方の反応さえ見れればそれでいいし、特定の作家さんが作品を完結まで持っていけるように感想を書きつけられればいい、と割とマジで思っていて、現状それを実行しているところだったします。
アクセスが増えない、ポイントがもらえない、ブクマ100以下が底辺だとかいう、よくわからない画一的な、なろう内での評価的なものにとらわれて、それができない自分はダメなんだとか思わずに、とりあえず交流がある人に向けて書いたものが読んでもらえれば幸せだと思うくらいでいいんじゃないですかね。
むろん、世の中には初めて書いた作品がランキングに入って書籍化したりする人もいるんでしょうけども、他人は他人、自分は自分で他人がどうのこうのは気にしないのが精神の安定にはいいと思いますよ。
私の好きな漫画のARMSに
ヒトは絶望するから足を止めるんじゃない。
絶望からはい出ることを“諦め”てしまったから足を止めるんだ。
ヒトは希望があるから前に進めるんじゃない。
希望を探そうという“意志”で前に進むんだ。
という言葉がありますが、そんなに人間の意志は強いものではないので、あきらめにたどり着かないすべを覚えるのが、幸福につながるのではないかなとも思います。
まあ、何をやってもほめてくれない親とかの家庭に生まれてしまうと、どうしようもない場合もあるのだとは思いますが。