表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

ピグマリオン効果から考えて人を成長させたければ期待し承認すればいい。自分で建てる目標は小さな目標でまずクリアできる目標からたてていけばいい。

作者: 水源

 さて、ツイッターで”キャバ嬢時代、ガチ恋目的の弱者男性がよく来ていたけど、彼らに必要なのは恋愛ではなく承認だった。”というつぶやきがあり、ああなるほどなと思いました。


 これって、太い風俗のお客さんにも結構当てはまるし、おそらくソシャゲの廃課金をしてる人にも、ある程度あてはまる人がいそうだなと思ったんですね。


 実際に、これはピグマリオン効果と呼ばれるもので、指導者の期待によって学習者の成績が向上することですね。


 ちなみに、指導者が期待しないことによって、学習者の成績が下がることはゴーレム効果と呼ばれます。


 実際には、期待そのものよりも、期待に対して行った行動の結果がよい結果に出たことによる承認や、期待されない、あるいは結果を出してもそれが承認されないこと自体に効果があるのだと思います。


 単純に言えば、頑張って結果を出すとほめてくれるならもっと頑張れるし、頑張っても意味がないと思えば、それ以上は学習や練習などの行動をする気が起きなくなるというものだと思います。


 この辺りはマズローの欲求5段階説などから見れば、なるほどと納得できるところでもありますし、なろうにおいてざまあ、あるいは異世界転生、転移でのチートが人気なのも、最初は主人公が周囲から承認されない環境から、周囲、あるいは誰かに承認される環境へ変化するところが受けるのかなとも思います。


 では、リアルでそういった承認欲求、あるいは成功体験願望を満たしたい場合は、いったいどうすればいいのかといえば、最初から大きな目標を立てずに、まずは頑張れば達成可能な目標から始めることです。


 跳び箱を体操選手が飛べるからと、馬鹿みたいに高い高さから挑戦しても飛べるわけがないのだからまずは1段とかから始めるというのと同じですね。


 最近の私は、作品を書いてなろうへ投稿するときに、この作品は特定の誰かにさて刺さって読んでもらえて、できれれば感想をもらえて、読んでくれた方の反応さえ見れればそれでいいし、特定の作家さんが作品を完結まで持っていけるように感想を書きつけられればいい、と割とマジで思っていて、現状それを実行しているところだったします。


 アクセスが増えない、ポイントがもらえない、ブクマ100以下が底辺だとかいう、よくわからない画一的な、なろう内での評価的なものにとらわれて、それができない自分はダメなんだとか思わずに、とりあえず交流がある人に向けて書いたものが読んでもらえれば幸せだと思うくらいでいいんじゃないですかね。


 むろん、世の中には初めて書いた作品がランキングに入って書籍化したりする人もいるんでしょうけども、他人は他人、自分は自分で他人がどうのこうのは気にしないのが精神の安定にはいいと思いますよ。


 私の好きな漫画のARMSに


 ヒトは絶望するから足を止めるんじゃない。

 絶望からはい出ることを“諦め”てしまったから足を止めるんだ。

 ヒトは希望があるから前に進めるんじゃない。

 希望を探そうという“意志”で前に進むんだ。


 という言葉がありますが、そんなに人間の意志は強いものではないので、あきらめにたどり着かないすべを覚えるのが、幸福につながるのではないかなとも思います。


 まあ、何をやってもほめてくれない親とかの家庭に生まれてしまうと、どうしようもない場合もあるのだとは思いますが。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] コンパクトにまとまったエッセイなのに、全体的にとても共感しました。 特にここ↓ > アクセスが増えない、ポイントがもらえない、ブクマ100以下が底辺だとかいう、よくわからない画一的な、な…
[一言] なんか誰にも読ませずに一人で書き散らして満足していた時期があるんですが、誰にも褒められなくても書き続けられたのは、親がめっちゃ褒めて育ててくれたので、自分で満足感を得られていたからなのかと、…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ