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第30話 彩の妹だった。

昨日はなろうにて約2000pv、カクヨムにて約2600pvを記録しました。またそれぞれのサイトで1万pvを達成しました。ありがとうございます。


 また日間ランキング46位を記録しました。読者様のおかげです。ありがとうございます。


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 明日は何本投稿するかわかりません。ただ2本はするつもりです。

 ではよろしくお願いします。

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 俺は見知らぬ女の子から腕を急に組まれていた。


 長友さんもびっくりである。


 すると長友さんがこの女の子を俺から剥がそうとしてくれた。


『あんた何気軽に先輩と腕を組んでるのよ!そこどきなさいよ!』


『いやです、私のお兄ちゃんなんだから!』


 え? お兄ちゃん? 俺妹なんていなかったけど? 弟ならいたけど。もしかして女装?な訳ないしな。


 そう言えば最近実家帰ってなかったから結婚報告がてら久々に帰らなきゃな。


 とかくだらない事考えてる場合じゃない。誰なのか明かさないと。


『いや、ごめん。俺妹なんていなかったんだけど。』


『そう言ってるじゃない!早く!ここは私、じゃなくて美川さんしかいちゃいけない場所なの!』


『私、美川ですけど?』


『『え??』』


『だから私の名前は美川って言ってるんです、美川愛です。私の姉が美川彩です。』


『『えええぇぇぇ!!??』』


 



 俺達はとりあえず話をするために喫茶店に入った。何故か長友さんもついてきたけど。


『君本当に彩さんの妹?』


『はい!学生証とこちらが家族の写真です!本当でしょう?』


 学生証は嘘偽りなく美川で、家族写真には本当に彩がいた。一応大学1年生らしい。


 ただまだ信じれなかった俺はとりあえず彩にRINEをした。


 するとすぐに返信が来た。


『私の妹が迷惑かけてごめん!その子は正真正銘私の妹だから。とりあえず連れて帰ってきて、ごめんね!』


 本当に彩の妹らしい。でもどうやって俺のことわかったんだ?


『とりあえず彩さんには確認できたから本当っぽいけど、なんで俺が結婚相手ってわかったの?』


『はい、実は朝からお姉ちゃんの家から出てくるお兄ちゃんをつけてました(テヘッ)!結構会社の外で待つ羽目になりましたけどね。』


『え、嘘。気付かなかった…』


『あんたね、やって良いこととやっちゃ悪いことがあるでしょ?尾行して、それで抱きつくなんて先輩も怖がるでしょ!』


『お兄ちゃん、この人邪魔です。どっかやってください。』


『あんたね!』


『まぁまぁ、長友さんも落ち着いて。俺のために怒ってくれてありがとう。でも大丈夫だから。』


『まあ児島さんがそこまで言うなら…。』


『んで、愛ちゃん。なんで俺のことつけてきたの?』


『それは、お兄ちゃんがどんな人か確かめたくて。報道でしか知らなかったんで。でも良い人そうだったので安心して抱きついちゃいました。』


 はあ、もう。なんか色んな事件が起きるな…。まあ良いや、とりあえず連れて帰ろう。


『まあとりあえず彩さんにも話したいから帰ろっか。』


『はい!』


『じゃあ長友さんはここで、今日はお疲れ様。』


『もうちょっと話したかったですけど…。まあお疲れ様でした。』


 そうして俺達はそれぞれの家に向けて帰り始めた。俺と愛ちゃんはもちろん彩の家へと。


 これから家で色々な事件が起きるとも知らずに。







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