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第19話 美川さんは凄かった。

 昨日はなろうにて約1400pv、カクヨムにて2000pvを記録しました。1週間累計で約8000pvです。


 初投稿作品がここまで伸びるとは正直思っていませんでした。これも皆様のおかげです。ありがとうございます。


 なろうでは評価を、カクヨムでは星をつけて頂けると嬉しいです。


 本作品を読む際はブクマ登録をして読んで頂けたらなと思っています。


 今日は朝6時と昼12時と夕方17時に投稿します。


 是非ご覧ください。


 それではよろしくお願いします。

ʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ


-------


俺と美川さんが隣あった席に着き、対面に5名という形で座った。


 既に美川さんの方で料理を注文していたらしく、ウエイターによって並べられていく。


『今回私達の結婚報告に来てくださってありがとうございます。康太さんの同僚の方は常日頃からご挨拶をしたいと思っていたんですが、職業柄挨拶も出来なくて申し訳ありませんでした。』


 ん?今さらっと康太さんと言った? ね? 言ったよね? ヤバい、めちゃくちゃドキドキした。


『いやいや、良いんですよ。康太が結婚してくれてこちらも嬉しいんで。』


 めちゃくちゃテンション上がってんじゃねーか、健…


『そうですね。まだ私は関わって日が浅いですけど、良い先輩なので嬉しいです。』


 長友さんは猫かぶってる…


『いや、本当に嬉しいよ。まあ私としてはあの大女優の美川さんに会えたことが嬉しいが。』


結婚よりそっちを喜ぶんかい、課長!


『お呼び下さってありがとうございます。少し質問してもよろしいですか?』


 早乙女さんがそう口を開いた。何を聞くんだろう。


『はい、何でも聞いてくださいね。』


 眩しい。女優スマイルすごい。健は心を射抜かれてるぞ。


『あの、児島君とはどこで出会ったんですか?』


 あ、ヤバい。そういうストーリーを作るの完全にやっていなかった。俺は内心ビクビクし始めた。


『それは、恥ずかしいんですけど、知人の紹介から出会いました。私の一目惚れだったんです。』


『え、そうだったんですか…。』


 早乙女さんが落ち込んだのが露骨にわかる。大丈夫だろうか。


『児島君は美川さんにプロポーズしたの…?』


 え、俺に振られた? 話合わせなきゃいけないし、でも俺こんな嘘つかないよ…


『康太さんからプロポーズされましたよ、婚約指輪もその時渡されました。』


 美川さんがそう答えると俺のほうにウインクしてきた。ヤバい、助かったしめちゃくちゃ可愛い。


『それで、今同棲しているのって本当なの?』


 今度も早乙女さんは俺の目を見てきて質問してきた。もう答えざるをえまい。


『はい、先日から彩さんの家に同棲しています。』


『わかったわ、児島君おめでとう…。少し席を外させていただきますね。』


 早乙女さんはそう言い残して席を外した。目に涙を浮かべていたような気がした。


『ところで美川さんは康太のどこに惚れたんすか?』


 おい、健!変なこと聞くな!


『康太さんはとても誠実なんです。もちろん最初は一目惚れでしたが、一緒に過ごしていく内にこの人となら一生暮らしていけると思えたんです。ね、康太さん?』


 心臓バクバクすること言わないでくれ美川さん。これって演技でやってるの?さすが女優だ。


『はい、僕もそんな感じです。』


 くそ棒読みしてしまった。バレるなよ…


『康太さん、緊張しないでね?私がカバーするからリラックスリラックス。』


 そう美川さんは小声で囁いてきた。やっぱり女優はすごいな。肝が座ってる。


『良かったな、康太! それと美川さんサインだけ貰えませんか?』


『あ、それ私も欲しいです!』『私にもくれないか?』


『全然良いですよ、下にマネージャーがいるので、色紙持ってきてもらいますね。』


 皆が一斉に喜んでる。実のところ俺も欲しいのは内緒にしておこう。


 食事を食べ進めていると早乙女さんが帰ってきた。


 メイク直しをしていたみたいだ。


 また皆他愛もない話で盛り上がっている。美川さんは全ての会話にそつなく、また笑顔で答えている。


『なぁ、康太、家に行く件聞いてくれない?』


 急に健が小声で俺に対して聞いてきた。ただそんなことすると偽装結婚ってバレない?


『良いですよ、中山さん。今度皆さんも良ければ遊びに来てください。』


 俺が答える前に美川さんは健にそう答えた。 え、マジで?


 美川さんが発したその言葉が信じられなかったのと演技力に感心した俺であった。

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