第12話 夜景を見ながら語り合った。
昨日は1日なろうとカクヨムの合計pvが600を超えました。日に日に伸びてこちらとしても嬉しいです。
今日は星や評価を伸ばすため1日4本投稿します。
それとは別にプロローグを本日公開しました。よろしければご覧ください。
なろうでは評価を、カクヨムでは星をつけて頂けるとありがたいです。ブクマ登録もお願いいたします。
文章や設定が拙い点が多々あると思いますが、ご容赦ください。
甘い部分はもう少し経ってからになります。すみません。
ではよろしくお願いいたします。
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それからしばらくしてようやく美川さんはリビングへと来た。流石に恥ずかしかったのだろう。
『児島さん、見ましたか。。。?』
『いえ、全然見てませんよ。。。』
『でも目合いましたよね?』
『まあ、はい。』
『やっぱり見てたんじゃないですか!もう忘れてくださいよ!』
美川さんの反応が少し面白いので、さっきからかわれた仕返しでもしようか。
『でも覗かないでくださいよとか言って弄ってましたよね?』
『そ、それは、定番なのかなと思って言っただけです!ちっとも覗いて欲しいなんて思ってないんです!』
『あはははっ、冗談ですよ。すぐに忘れるんで気にしないでください。』
『(それはそれで少し悲しい……)』
『ん?なんか言いましたか?』
『い、いえ。何も言ってませんよ。ただ普段の癖でついついやってしまいました。これからは気をつけます。』
まあ美川さんからすれば最悪の出来事だろうからこれ以上話を続けるのはやめてあげよう。
ただでさえ一昨日知り合ったばかりの人間と暮らし始めたわけだし。
そうして各々自分の部屋へ戻り就寝に着いた。
俺はこの3日間の出来事を振り返っていた。
事故がきっかけで国民的女優と偽装結婚し、今現在は同棲までしている。
人生どう転ぶかわからないな。
色々と考えているとどうにも寝れなくなってしまった。
俺は音を立てずにリビングに来て、ゆっくりと夜景を見つめていた。
すると後ろから物音がした。なんと美川さんもリビングに来たのだ。
『児島さん、寝れないんですか?』
『ええ、この3日間の出来事を振り返っていると寝れなくなってしまいました。』
彼女からほのかに香るシャンプーの匂いに鼻を刺激される。とても良い匂いだ。
『そうですね、実は同じことを考えていました。私、事故の時に駆けつけてくれたのが児島さんで良かったと思っています。
正直ここまで誠実に対応してくれるとは思っていませんでした。
普通なら対価なりを要求してくるはずですけど児島さんはそれもありませんでした。
それに話していて私のことを気遣ってくれています。
これから1年間偽装結婚っていう形ですが、よろしくお願いしますね?』
美川さんはもう既に化粧を落として寝巻きに着替えているが、そう話している姿は今までで1番輝いていた。心のつっかえが取れたんだろう。
俺は美川さんに対して何一つしてやらないかもしれないと思っていたが、偽装結婚の契約の時から比べると表情も変化している。
少しばかりではあるが役に立てたみたいだ。
『もちろんですよ。こちらこそこれから仲良くしてください。』
それから2人は無言のまま夜景を眺めていた。
無言が時に会話よりも良いと言っていた人の言葉の意味が少しわかった気がする。




