第10話 カレーを作った。
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文章や設定が拙い点が多々あると思いますが、ご容赦ください。
甘い部分はもう少し経ってからになります。すみません。
ではよろしくお願いいたします。
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買い物デートだと勝手に思っていたが、彼女はただ料理を勉強したいだけに違いないので、それを俺の妄想で台無しにするわけにもいかない。
そのため俺は冷静になるように努めた。
このタワマンの中にも売店はあるが、コンビニの簡易版のようなもので、食材を買うには適していない。
そのため俺たちはマンションから徒歩5分程度の距離にある駅ビルの成城大井というスーパーに来た。
このスーパーは高価格帯を揃えるスーパーで有名で、俺は初めてここで買い物をするので落ち着かない気分だ。
一方の美川さんも普段買い物すらしないためなのか、サングラスの上からでもせわしなく視線が動いているのがわかる。
今回は美川さんの料理の勉強のため、美川さんのリクエストに応えたいと思う。
『美川さんは何が食べたいですか?』
『最初はやはり作りやすい料理が良いですよね?』
『まあそうですね、出来ればそちらの方がいいと思います。』
『そ、それじゃあ、カレーなんてどうでしょうか!』
カレーか。庶民的な料理の代表格だから、最初に作る料理としてのチョイスとしては良い気がする。
『良いですね、じゃあカレーを作りましょう。』
そうして俺は値段に驚きながらも食材を買い物カゴに入れていった。
支払いは流石に美川さんが出してくれるらしい。俺も出すと言ったが聞いてくれなかった。
そうして買い物を終えた俺たちは家に帰ってきて早速料理をし始めた。
先程も美川さんのエプロン姿は見たのに、また見惚れてしまったのは伏せておこう。
美川さんは包丁すら握ったことがないようだ。なので俺はピーラーで人参やじゃがいもの切り方を教える。
本当は包丁の方が美味しく出来るんだが、今日はいいだろう。
次にお米を洗うように指示をした。
お米は流石に洗えるだろうと思っていた俺が馬鹿だった。
なんと美川さんはお米を洗剤で洗い始めた。
『美川さん! お米に洗剤入れないでください!』
『えっ!? お米洗えって言ったじゃないですか?』
何このラブコメ展開。何回も読んだことあるぞ。しかもこれ現実でする人いるのかよ。
俺はこちらも一から教えるハメになった。まあどうりで炊飯器が綺麗だと思ったよ。使ってないんだろう。。。
割と先は長そうである。
そうこうしている間にもカレーはルーと具材を煮込んでからかなり経った。もうそろそろ食べれるだろう。
蓋を開けるとめちゃくちゃ美味しそうだった。
途中ハプニングがあったが、それも美川さんの勉強になったと思うので良しとしよう。
俺はカレーを皿によそって、テーブルに並べた。
美川さんの眼がめちゃくちゃ輝いていた。初めて作る(ほとんど俺だけど)自分の料理に少し感動しているようだ。
そうして初めての同棲で初めて一緒にご飯を食べた。
今までで1番美味しいカレーだったのは気のせいではないだろう。




