プロローグ
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俺は児島康太、26歳。ただのサラリーマンだ。
俺は今人生で1番大切で幸せな日に臨もうとしている。
今俺がいるのは東京都郊外にある結婚式場、そう、今日は結婚式である。
相手は日本人なら誰もが知っているトップ女優、美川彩だ。
先日俺達は婚姻届を役所に提出した。
俺は彩と出会ったあの日から今までの出来事を振り返っている。色々とありすぎて全ては思い出せない。
ただ思い出すものは全てかけがえの無いものであるし、自分自身を作ってきているものだ。
俺は既に正装へと着替え終わっている。彩のドレス姿を見たいため、彩がドレスアップしている部屋の前で待っている。
『児島様、新婦様のドレスアップが終わりましたよ。』
『ありがとうございます。』
そして俺が扉を開けて、中に佇んでいたのはウエディングドレスに身を包んだ彩の姿だ。
『康太君、どうかな? 似合ってる?』
正直、言葉で形容出来ないほど美しい姿だった。俺はしばらく見惚れてから言葉を発した。
『あぁ、今までで1番綺麗だぞ。』
『うふふ、ありがとう…』
彩はこれから始まる式のため緊張しているのか少しだけ微笑んだ。
その後しばらくして式が始まった。
俺は皆に見られながら、神父の前に立っている。
そして彩がお父様と一緒に入ってきた。皆が割れんばかりの拍手でで迎える。
俺は彩の手を取り、横へ並んでもらった。
先程とは打って変わり厳かな雰囲気に変わる。
神父が言葉を発した。
『児島康太さん、あなたは今美川彩さんを妻とし、神の導きによって夫婦になろうとしています。
汝健やかなるときも、病めるときも、喜びのときも、悲しみのときも、富めるときも、貧しいときもこれを愛し敬い慰め、共に助け合い、その命ある限り真心を尽くすことを誓いますか?』
『はい、誓います。』
『美川彩さん、あなたは今児島康太さんを夫とし、神の導きによって夫婦になろうとしています。
汝健やかなるときも、病めるときも、喜びのときも、悲しみのときも、富めるときも、貧しいときもこれを愛し敬い慰め、共に助け合い、その命ある限り真心を尽くすことを誓いますか?』
『はい、誓います』
そして俺達は誓いのキスをした。
このキスは今までの出来事を乗り越えてたどり着いたものだ。
どういう出来事か気になるだって?
わかった。
じゃあそれでは聞いてくれ。
『普通のサラリーマンの俺が何故か国民的女優と偽装結婚していた件』