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第十章〜第一部終〜

雨がやんだ後、俺は形の残っている骨を全てかき集めて誰かも分からないけど墓を作って埋葬した。肉がまだくっついている骨もあった。


そういうのを見ていると普通は泪がでるのかもしれない。でも俺の泪は出てこなかった。冷酷になったのかもしれない。


それでもいい。むしろそれの方がいいのかもしれない。


雨がやんだ後は熱い。体が蒸されている感じだ。でももっとひどいことをされても全然良かった。俺の体には村のみんなから罰が必要だ。


その償いとして俺はゼンを殺す、絶対に。復讐だ。


「あ〜、センナの遺骨はねぇからな」

「・・・何で」

「・・・あいつは俺のスパイだかんな」

「・・・そうか」


あいつが、この村を離れるときに言っていた言葉だ。でも今の俺にセンナなんていらない。今の俺に必要なものは力だ。ゼンを殺すための力、それも圧倒的な。


俺がそんな事を考えていたら、一匹の鳥が俺の前に舞い降りた。その鳥はよく見ると、羽が炎のように燃えさかっている感じで鳥の全てを赤が取り巻いている。目は透き通るような青だった。真っ直ぐに俺の方を見ている。不死鳥だ。


不死鳥は俺に向かって一喝するように大きく啼いた。不死鳥は啼いた後に俺の肩に飛び乗った。そして俺は新たに決意することになった。


「あいつを殺すまで、俺は死なない。あいつを殺すまで俺はフェニックスになってやる」


そう、あいつの世界を終わらせる時まで俺は不死鳥となる。

一応、話に区切りがついたんで第1部を終わらせていただきます。でも第2部は書き続けるので、みなさん!これからも「エンド・ワールド」をよろしくお願いします。


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