プロローグ
全てはハッピーエンドなのかな?
これは僕がずっと抱えてきた疑問だ。
仮定してみよう。「全てがハッピーエンドだったら」って。
サッカー選手は必ず点を決めちゃうし、野球選手のピッチャーは全てのバッターに対して全て三球三振、バスケじゃ全試合全ての得点をたたき出す事だって。
そしてその人達は栄光を手にしたまま、引退する。
もしその時までの自伝があったらハッピーエンドだ。
でもそんな事なんて有り得ない。ハッピーエンドはこの世には無いから。
なんで僕がこんな事を初めに書いたか、それはこの作品がまずハッピーエンドでないからだ。
ハッピーエンド、最後にはみんなが笑って終わる。そんな話は現実にはないよ。
「世界を変えちゃおうぜ」
僕の物語はあいつのこの言葉から始まることになる。
今でも思う。
もしあいつがこんなことを言わなければあいつは今でも生きていれたのだろうか。
もしあいつが僕と親友じゃなかったらあいつは死ななかったのだろうか。
人間は裏切る。
でもあいつは裏切らなかった。
心だけは完璧な人間だった。
でも1つ間違いを犯した。
死ぬ前に、いやたぶんもっと前から・・・・・
口コミとかよろしくお願いします