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鏡に映る姿
だいぶ、短いと思います。
―――――― 現在ニ才 ――――――
えっ、嘘でしよ⁉
僕ってこんな容姿なの?
ちょーかわいいじゃん。
鏡に映っていたのは、
金髪碧眼の、美少女と見紛うほどの姿の、
美少年だった。
んー、でもどうせなら、かっこいいほうが良かったな。
コン、コン、コン
ん?乳母かな?珍しいなこの時間に。
「ユウ様、入ります」
あれ?後ろに誰かいる。
「ほら、ケスト。挨拶しなさい」
そう乳母に言われながら、出てきたのは、自信なさげな顔をしている男の子だった。
「ぼくは、ユウさまのかしんになるケストです。これからよろしくおねがいします」
突然言われて少しびっくりしたが、笑ってちゃんと返すことができた。
「えっと、ぼくのほうこそよろしくね、ケスト」
すると、ケストは満面の笑みで
「はい!ユウさま!」
と返してきた。
その後、ケストは、すぐに乳母につれていかれてしまった。
ケストか〜、仲良くなれるといいな〜。