転生のための準備
本日、二話目です。
···運低すぎだろ!
俺の能力の10−10って、プラマイゼロじゃねーか!!
普通の人の50分の1だぞ!
ありえねーだろ!(涙声)
はぁーーーーー。
まぁいいか。だって運だもんな。
一番分かりにくい能力だもんな。
よしっ!
アルー!
運以外の能力ってどうやって設定するんだ?
「あー、それね。まず、能力の設定をしたいって念じてみて。」
分かった。···ん?何か出てきたな。
えーっと、能力ポイント残り150?
「能力ポイントっていうのはね、LVが上がると貰えるポイントのことだよ」
「このポイントを自分の上げたい能力に割り振ると、そのぶん能力を上げることができるんだ、成長したり、鍛えることで上げることも出来るよ」
「君の今の能力ポイントは、自分が産まれた時の能力になるよ。本来はランダムだからね。割り振れるのは、転生者の特権だよ。ちなみに、スキルは努力しないと、手に入らないからね」
そ~なのかー。
じゃあ、慎重に決めないとな。
俺が一番頑張りたいのは、やっぱ魔法だよなー。
でも、近接戦闘になった時、困るんだよな〜。どうしよう…。
―――――― 15分経過 ――――――
んー、これでどうだろうか。
ステータス
名前:佐島優斗
種族:人間(現在魂の状態)
職業:魔法使い
LV:なし(魂なので存在しません)
生命力:20(+20)
精神力:15(+20)
力: 5(+20)
回避:30(+20)
体力:15(+20)
魔力:40(+20)
知力:25(+20)
運:10 変えることはできません(−10)
ユニークスキル
言語理解
スキル
魔力感知LV1
魔力操作LV2
加護
転生神の加護(運−10 それ以外の能力+20)
やっぱり魔法は使いたいからな。
それに、攻撃があたるのは嫌だしな。
···ちょっと、いや、だいぶ偏った気がするが、まぁいいだろう。
アルー!これでいいか?
「ふぅ、やっとできたの?」
「ちょっと見せてみて」
「···ん〜。まぁ、いいんじゃない。やっぱ、魔法使いになりたかったんだ」
別にいーじゃねーか。魔法使ってみたいんだよ。
「んー、じゃあ。もう転生させちゃっていい?」
いいぞ。
そう応えた瞬間、俺の視界は、暗転した。
めっちゃ、魔法使いよりですよね。