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孤高の魔法使い  作者: くりーむパン★
ユウの転生
3/30

アルの登場


 ユウ君のステータスが、ついにでてきます!




 どこからか、とても澄んだ声が聞こえてきた。


 ふっと、そっちを見ると、そこには銀髪で、キラキラと金色に光る瞳をし、無邪気そうに笑う、絶世の美少女がいた。いや、美少年か?

 

 なかなか目が離せない。ずっとこのまま、見つめていたい気分だが、それは駄目だ。今一番知りたいのは、そいつの正体だ。


 ···お前は誰だ?


 するとそいつは、驚いた顔をして、


「えっ、ボク?」といった。


 思わず俺は、お前しかいねーだろ!と、つっこんでしまった。


「もう、なんだい?その口の聞き方は?」


 少し、ムッとした表情で言われた。

 そして、ドヤ顔で


「ボクは、かの有名な、アルバート・ティグネスティ・ランドロス・アリスティア・ナターリアだぞ!」といった。


 ···長すぎるだろ!で、結局誰なんだ?


「···えっ?ホントに知らないの?」


(アレ?知ってると思ったのに。まぁいいか。)


「えーコホン、では改めて、ボクは転生神のアルだ、アル様と呼び給え」


 ···(なんかムカつく)で、アル、早速質問なんだが…。


 ―ガクッ―


「もう呼び捨て⁉」


 別にいーじゃねーか。


(かる⁉)


 ···で、話を戻すが、ここは何処で、俺はいつ死に、これからどうすればいいんだ?

(ちなみに、まだいじけている)


「うー、ちょっと待って、そんないっぺんに、質問しないでよ〜、一つずつ答えていくからね」


「えーっとまずは、ここは何処かというと、生者は入ることができない、ボクが、君と話すために魔法でつくった空間だよ、ちなみに時間は止まってるから気にしないでね。それと、ボクたち神様は、生者には関わってはいけないんだ、絶対の理だからね。」


 そう言いながら、アルは俺を威圧してきた。


 あ、あぁ、分かった。


 俺は、アルに少し気圧されながらも、さっきのアルの発言を無視することができなかった。


(さっきの書き置きから想像していたが)

 それってまさか…


「そう、君がこれから転生する世界は、幻想世界ファンタジスタっていうんだ。多分、きみが想像したとおり、剣と魔法が使える、ファンタジーな世界だよ」


 ···よっしゃぁぁ!!ってことは俺、チート使えますかね?


「ふふふっ、もちろん使えるよ。っていうか、今からそれ設定してね。」


「コホン。ではまず、『ステータスオープン』と心の中で唱えてね。声に出すと、自分以外の人も見れるようになってしまうよ。まぁ、今は声出せないと思うけど。」


 ···え⁉マジかよ!ホントに出ねーじゃねーか。


「アレ?説明してなかったっけ?」


「理由はね、ボクが君の魂のみを、この空間に繋ぎ留めているからだよ。君の身体はもう焼かれちゃってるしね。」


 えっ、じゃあこの身体は?


「あ〜、それは、ボクが魔法でつくった仮の身体だよ。君の身体に、できるだけ似せているからね」


 へぇ〜そうなのか、ありがとな。


「どういたしまして、ちなみに、ボクが君の心の中を読んでいるから、会話ができているんだよ」


 お〜、すごいな。流石神様って感じだ。


「ふふん。もっと褒めたまえ」


 わー、すごいすごい。


「···コホン。話は戻すよ。ステータスは出てきたかな。」


 あっ、ちょっと待ってくれ。『ステータスオープン』



ステータス


  名前:佐島優斗さしまゆうと

  種族:人間(現在魂の状態)

  職業: 設定されていません


  LV:なし(魂なので存在しません)

 生命力: 設定されていません(+20)

 精神力: 設定されていません(+20)

   力: 設定されていません(+20)

  回避: 設定されていません(+20)

  体力: 設定されていません(+20)

  魔力: 設定されていません(+20)

  知力: 設定されていません(+20)

   運:10 変えることはできません (−10)



  ※成人男性の能力の平均値は、全て50です。



 ユニークスキル

  言語理解


 スキル

  魔力感知LV1

  魔力操作LV2


 加護

  転生神の加護(運-10 それ以外の能力+20)

   

  







 ···運低すぎだろ!!!


 どうでしたか?

 運って一生変わらないんです。

 ちなみに、神様に性別はありません。


 次話もよろしくお願いします!

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