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孤高の魔法使い  作者: くりーむパン★
ユウの転生
2/30

白い空間

本日、二話目です。

 

 ―――――― 目を覚ましたら、そこは白い空間だった













 by 神様 ――――――



 ···って、ええっーーー!! いきなりなんなんだよ! たしかに書いてあるとおりだけどな!  つーか誰だよ! こんな書き置き残したの! あっ、神様って書いてある。


 ···つーか俺さっきまで友人と仲良く話してたはずだぞ!ここ何処だよ!



 俺は、死して早々、ツッコんだ…。



 ―――――― 三十分経過 ――――――



 ふぅ、時間が経ったら少し落ちついたな。俺の名前は、佐島優斗さしまゆうとだ。


 まぁ、年齢=彼女いない歴の、男子高校生だな。って、おい!そこのお前!いま絶対「うわぁ〜、この人自分で言ってる寂しい人なんだなぁ〜」とか思ってないだろうなぁ!!

 思った奴は、一生呪ってやる!(涙声)


 ―――はぁ、はぁ、って一人で話してても全然面白くないな。まるで俺がボッチみたいじゃねーか。 つーかホントにここ何処だよ。


 ···ん⁉いつの間にか書き置き増えてる。って、もうそれ書き置きじゃねーだろ!面と向かって話しゃーいーじゃねーか。はぁ、



 えー、なになに…


 ―――――― おめでとうございます!あなたは、一億人の死者の中から選ばれる、十人中の一人に選ばれました。···ちなみに、七人目です!ラッキーセブンですね!    by 神様 ――――――



 ···はぁ、大事なとこスルーするな!とか絶対につっこまないからね!特に、死者とか七人目とかな!ゼッタイだぞ!


「チッ!」


 ···え、今舌打ち聞こえたような…。まぁいいか。


 ···おっ、紙が追加されてる!えー、今度はなんだ⁉



 ―――――― 「えー、あなたは大事な魂を、未知の世界に落としました。王子になってヒロインとキャッキャウフフしながら、無双できる世界でしたか? それとも、村人になって、一生畑を耕しながら貧しく生きる世界でしたか?」    by 神※ (書くの面倒くなった) ―――――



 ···おっ、これってまさか、転生ってヤツですか?マジで⁉よっしゃあぁァァッ!

(最後のは意図してスルーした)


「死んだらやってみたいことランキング」で連続第一位とってる、転生じゃねーか!って、なんだよこの選択。普通王子の世界選ぶだろ何考えてんだ?


 ···もしやこれって金の斧、銀の斧的なやつじゃねーだろうな。てゆーか俺、いつ魂落としたんだ?仮に、仮にだぞ、一万歩譲ったとしても、落としたならここだろ。


「ふふふっ」


 ん?なんだ?


「君って面白いんだね、気に入ったよ」


 どこからか、とても澄んだ声が聞こえてきた。



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