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孤高の魔法使い  作者: くりーむパン★
フィスタリア
15/30

ユウ、初めて人前に出る

 


 僕は、父上に手を引かれて、

 馬車を降りた。


 やはり、大きな大会だからなのか、空気がどこか、変わった気がする。










 そんなことを考えていると、たくさんの観客から、ざわめきがはしっていた。







 その時、観客達は、こんな会話をしていたのだ。



 ♤  ♡  ♧  ♢ 



「あれって国王様だよね」





「じゃあそばにいるのは王女様?」





「凄いかわいいよね」







「でも国王様に娘さんはいなかったような…」





「「「じゃああの子は誰?」」」



 誰もがそう疑問に思った…。







 その時、




「みな、静かにしてくれ」





 鶴の一声が響いた。

 国王様の声だ。




「今日、私がここに来たのは、四年に一度の大会を見守るためだ」









「それ以外に、もう一つ、理由がある」








「きっと、みなが気にしているだろう、この者を紹介するためだ」



 その時、どっと、観客がざわめいた。










「この者は私の息子、」










「ユウ・バティスチアだ」






「今は二才だ。どうだかわいいだろう」






 父上はそう言って、


 顔を真っ赤にしている僕を持ち上げた。








「ち、父上、やめてください!」








「まぁまぁいいじゃないかユウ」








「充分かわいいぞ」




 笑顔で父上はそう言ってきた。

 今日は災難が続くようだ。








「これは父上がむりやり!」









 ···そんな会話を聞いていた観客達は、





 誰もがこう思っただろう。











「「「えっ、男の子なの⁉」」」
















「「「なのに、ちょー可愛いじゃん」」」と…。













 この者達が、かの有名な、










 ユウ様ファンクラブの人達になるのは、



 またべつの話…。



















 このような、『ちょっとした?』騒ぎがあったが、




 無事、大会の始まりを報せるファンファーレがなった…。



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