息子がかわいすぎる件について
父上視点です。
明日は、四年に一度の大会が行われる日だ。
そして今、
私は親友と、息子の部屋に向かっている。
明日を、息子の初めてのお披露目にするつもりだからだ。
実は、私の初のお披露目は、二才の誕生日の時だ。
ユウも二才になったので、頃合いを見計らっていたのだ。
一段と豪華な扉の前に立ったら、私はまず、三回ノックをした。次にユウに、入るぞと、一声かけた。私はそのまま扉を開け、部屋のなかに入った。今まで忙しく、ユウの顔を見るのは赤ちゃんぶりだな、と思いながら、
久しぶりに、自分の息子を見た時、
私は、驚愕した。
話には聞いていたが、
まさかあれほどだったとは。
いくらなんでも、
かわいすぎるだろ!!!!!!
あれは本当に息子なのか?
娘の間違いじゃないのか?と思うほどだった。
あの、クリッとして大きな、かわいい瞳に、
肩に揃えられキラキラと輝く、金色の髪。
まるで、
おとぎ話に出てくる
天使かのように思えた。
すぐに挨拶をしたが、
バルに私の表情からか、心の中が読まれてしまい、からかわれてしまった。
私がボーッとしているうちに
いつの間にかバルが、ユウの頭をなでていた。
バル!お前だけずるいぞ!
ある程度、明日の内容をユウに伝えた後、
私は時間のある限り、
ユウに服を着せて楽しんでいた。
本当にユウはどんな服でも似合うな!