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孤高の魔法使い  作者: くりーむパン★
フィスタリア
12/30

さて、本題に入ります

 


 父上達は、やっと言い合いをやめ、

 今日ここに来た訳を話し始めた。







「えー、コホン」




「ユウ、今日私がここに来たのは」




「明日の大会で、初のお前のお披露目をしようと思ったからだ」





「お前は一応、第一王子だからな」








 父上達の言いたいことは分かったが、

 大会、というのが分からなかった。






「父上、たいかいというのはなんですか?」






「なんだ、ユウは知らないのか」







「実は明日、四年に一度、バティスチア王国国内で行われる大会、」






「フィスタリアが行われるんだ」






「まぁようは、バティスチア王国で一番強い一人を決める大会ってことだな」








「勝った人に褒賞を与えるのが、その時の国王なんだ」






「それで戦いを見守る役割が私にはあるんだが、」








「お前も来ないか?ユウ」









「お前のお披露目をする、いい機会だと思うんだが…」




 すると、今まで黙っていたバルが、急に喋り始めた。







「お前それただ、前の時みたいに、独りで寂しく見ているのが嫌なだけだろ」






「···うっ、そんなことないぞ、」




「私はただユウのことを思ってだな…」




「あーあー、そうですか」





「でもそれを決めるのはユウ自身だ」






「で、ユウ、お前はどっちがいい?」



 僕は、魔法を見てみたい気持ちや、外がどうなっているのか気になっている気持ちがあったので、もちろんこう答えた。





「僕は、父上とみにいってみたいです。バル」





「だ、そうだぞ、父上」





「ユウありがとな」





 父上が、涙声で言ってきた。















 ん?なんだか急に、父上が笑顔になった。



「あっ、そうだ」




「ユウ、お前明日どんな服を着ていきたい?」









 その言葉を聞いた瞬間、








 僕は数時間、
















 着せ替え人形と化した…。



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